Cyrus Chestnut Trio "Black Nile": JAZZとAUDIOが出会うと。。。

2008年03月01日

Cyrus Chestnut Trio "Black Nile"

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サイラスチェスナット名義のアルバムを買うのは個人的には、かなり久々です。

Revelation(1994)はかなり話題になりましたが、その後あまりパッとした作品が出ていなく"Manhattan Trinity"名義で数作品リリースもしていますが、こちらもあまりピンとくる作品が見つからずということで、もしかしたら日本制作の作品のイメージで損をしているのかもしれませんが、限りある資源(私の財布の中身)を有効活用しようとすると、無駄が見込まれる投資は控えざるを得ません。

が、本年１月久々に、店頭で彼の名前を見つけ、他のメンツもなかなか興味深いことから、久々に彼のアルバムを手に入れてきた次第であります。
そのメンツはBUSTER WILLIAMS(B) AL FOSTER(Ds)という布陣であります。

演奏曲も、シダーウォルトンにロンカーター、ショーターにハンコックと、ジャズマンオリジナルを並べた日本制作の典型のような(ハッ、日本制作..produceが木全さんだ orz )アルバムなのであります。
1. HOLY LAND
2. LITTLE WALTZ
3. 12 BAR BALLAD
4. BLACK NILE
5. LITTLE B'S POEM
6. THE WIND OF AN IMMORTAL SOUL
7. THEME FROM BLOW-UP
8. A TEAR ON MY CHEST
9. THE HAPPINESS MAN
10. 'TIL THEN

で、演奏ですが、これはリズム隊の貢献度高しと言う感じで、そんなに悪くないです。
全体的に、熱い演奏目白押しというわけにはいきませんが、だからといって"サラッと流してオシマイ"感は希薄でそれなりにしっかりした演奏にはなっています。
とはいえ、かなりの部分チェスナットがリズムに煽られて、ガシガシ弾いている部分があるんじゃないかと思います。
もしかしたら、チェスナットの演奏でこの程度では満足できない人って多いんでしょうかねぇ..

選択した楽曲もジャズマンオリジナルが並んではいますが、有名曲ではないのでキャッチーなテーマでありながら比較的新鮮に響きますし、３曲はメンバーオリジナルを入れているところなど寺島氏の言動の影響があるのかも知れません。

CYRUS CHESTNUT TRIO "BLACK NILE"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2648008)