Danny Grissett "Promise"

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この盤は、blog仲間のmadame(http://blogs.yahoo.co.jp/madame_y22/)さんのエントリーで気になって、naryさんのblogを見てさらに気になって
気にしつつ、某中古店を漁っていたら、あっさり見つけてしまったので、即効買ってきたシロモノです。

このピアニストは、先般リリースされた北川潔(B)さんのアルバム(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2653926)で、kenny baronの後釜ピアニストとして参加しているらしいのですが、こちらは残念ながら未聴です。

こちらの盤のメンツはDanny Grissett(P)、Vicente Archer(B)、Kendrick Scott(Ds)となっています。
Kendrick Scottはリーダー作(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/07/07)で知っている方です。

演奏曲は以下の9曲。
1. Moment's Notice
2. Autumn Nocturne
3. Promise
4. Where Do We Go From Here?
5. Cambridge Place
6. You Must Believe In Spring
7. On The Edge
8. Everything Happens To Me
9. Eleventh Hour

1曲目からノリの良い曲を、ノリの良い演奏でスタートしてまして、ツカミは完全にOKです(笑)
しかし、このアルバムどこから聴いても、みんな良い感じです。
ちょっと知的でありながら、美しいフレーズを、しかもかなりアグレッシブに奏でるような とでも言うんでしょうか。と書くとなんでも入っているような感じで散漫なのか?と思われてしまいますがそんなことは決してありません(キッパリ)。多彩な引き出しを渾然一体きっちりと自分の音楽としてまとめ上げた演奏をしています。(していると思います。)
これを、バックがしっかり受け止め、盛り上げ、演奏の魅力を引き上げている感じになっています。

昨今のピアノトリの流行となっているような、大仰な展開とかロック的アプローチをやっているようなことは皆無で、オーソドクスな王道ピアノのアプローチの範疇と言えると思うのですが、他の似たような演奏者とは違い、なんとも魅力的な響きに魅了されてしまうアルバムなのでありました。

Kendrick Scottはリーダー作より、こっちのほうが良い演奏していると思います。
サイドで、無責任にガシガシやったほうが、本領を発揮できる人なんでしょう(笑)

この同じメンツで新作(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2674072)が出ています。
既に届いていますが。。。まだ、文章にはなっていません。


DANNY GRISSETT "Promise"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1334275)

ところで、上のリンクもそうですが、HMVでcriss crossレーベルのCDがことごとく(DANNY GRISSETTの新譜も含めて)廃盤になっています。
これは、流通のどこかでトラブルが起こったのか、criss crossレーベル自体に何かが起こったのか、ちょっと気になる事態です。

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