Medeski Martin & Wood "let's go everywhere"

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MM&Wの新作は、子供向けのアルバムということで、かな~り悩みましたが、まさかMM&Wの名手達が、子供だましなアルバムを作ることも無かろうと発注した次第であります。

演奏曲は以下の通り、ですが概ね皆2~3分の楽曲です。
1 Waking Up
2 Let's Go Everywhere
3 Cat Creeps
4 Train Song
5 Where's the Music
6 Pat a Cake
7 Pirates Don't Take Baths
8 Far East Sweets
9 On an Airplane
10 Squalb
11 Let's Go
12 Old Paint
13 Hickory Dickory Dock
14 All Around the Kitchen
15 We're All Connected

で、肝心の演奏ですが、
・4曲がライナーに歌詞が書かれています。
・credit上は、15人のvocalistが列挙され、10曲分vocal入りとなっています。
・多分、creditされているうちの半分以上が子供と思われます。
・数曲で子供のコーラスが含まれます。
・曲と曲の間で、子供がちょっと声出します。
この辺が子供向けである由縁となると思いますが、まずはこの辺が許容できるかが第1関門でしょう。
次に、楽器演奏はMM&Wの3人だけがcreditされているので、ここは問題ないのですが、基本的に楽曲は平易かつキャッチーなもので、特に凝っているとか、過激とか、意表を突いた展開とかを期待しても無駄です。


ところが、平易かつキャッチーな楽曲の中でも、MM&Wな演奏であるのは垣間見れたり、ところどころで"むむっ"と感じる瞬間が現れたり、てなことも無いことは無いのですが...
全体のイメージとしては、セサミストリートかハッピーフィートかってな感じでしょうか(笑)
悪いアルバムでも無いですし、当然子供だましなんかじゃ無いと思いますけど、MM&Wの全貌を知りたい人か、complete collector以外は買わなくても後悔しないでしょう。


このアルバム、発売直後に中古で並んでいましてまだ売れずに残っているのが印象的でした(笑)
とかいって、PMGの"imaginary day"を、国内盤発売前に輸入盤を中古で入手しているクチなので
あまり驚きませんが..


Medeski Martin & Wood "let's go everywhere"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2664866)

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