Steve Khan "THE SUITCASE"

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多分、初Steve Khan盤です。
某所にて、発売される情報と、この盤は凄いという話を見つけまして、他のことはあまり深く考えずに
発注をかけました。
これは、1994年のライブなのですが、情報によると以前からBootとしては流れていたもので、Steve Khan本人が、その演奏を聴いて自身の演奏に聴き入ってしまったらしく、それから正規盤発売に向けて動き出したようです。

メンツは、泣く子も黙るSteve Khan(G)、Anthony Jackson(B)、 Dennis Chambers(Ds)

演奏曲は以下の15曲。2枚組めいっぱいに詰め込まれています。
Lee Morganが2曲、Monk、shorter、henderson各1曲などが含まれつつもkhanのオリジナルが大半を占めています。

Disk1
1.Where's Mumphrey?
2. What I'm Said
3. Blue Zone 41
4. Melancholee
5. Played Twice
6. The Suitcase
7. Dr. Slump
8. Blades
Disk2
1. Guy Lafleur
2. Uncle Roy
3. Eyewitness
4. Capricorn
5. Dedicated To You
6. Caribbean Fire Dance
7. Mr. Kenyatta

肝心の演奏ですが、この演奏は唖然とします。とんでもないです。困ったもんです。
久々に(いや、初めてかも知れない(汗))強烈強力なデニチェンを聴いたって気がします。

「あ、オマエがこんなことしちゃうなら、オレはこう攻めちゃうからねぇ」みたいな(笑)、3者の個性のぶつかり合いって感じが強く、場合によっては奇抜なことして意表を突くような攻めぎあいのような感じを受ける部分もありますが、それでも全体として破綻するようなことにはなっておらず、立派なハードフュージョン作品に仕上がっています。

端正でありながら感極まっていく感じがウヒヒなカーンのギターも、ゴリゴリなジャクソンのベースもとても気持ちよいです。
それでも、ハイスピードかつ強烈なドラムの音に圧倒される感が強いってのが正直なところでしょう。


14年も前の演奏ですが、全然色褪せていないし、今聴いても聴き応え充分、満足度充分、興奮度上昇であります。
はぁ~、タマラン(^^;;

Steve Khan "THE SUITCASE"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2699197)

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