George Colligan Quintet "Constant Source"

George Colliganの管入り作品が、２枚転がっていたので拾ってきました。
値段もあまり高くありませんでした。
１枚目はコッチ(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2008/04/01)

こちらの盤はsteeple chaseからの発売で、やっぱり1999年のリリースだったようです。

メンツは、George Colligan(P)、Mark Turner(Ts)、Jon Gordon(AS,Ss)、Howard Curtis(Ds)、Ed Howard(B)の４人です。
あちらはこれにギターが加わっているだけで、ＦＳＮＴ盤と同じメンツです。

演奏曲は、以下の８曲。３曲目を除いてcolliganのオリジナルだらけです。
1. Tarantula
2. Saga
3. I'm Getting Sentimetal Over You
4. Flint Michigan
5. Pitchrider
6. Void
7. My Eyes That Cried
8. Constant Source

ＦＳＮＴ盤では、電気楽器を弾いている頻度も高かったのですが、こちらの盤は生pianoだらけになっています(５、７はエレピ)。
前半は王道ジャズ濃度が高いイメージで、その演奏については、管がアグレッシブにブリブリゴリゴリやってまして、となるとそれがTurnerであると、そこに意識が向かい"turnerが延び延びとした演奏をしている"と意識してしまうのですが、
実はjon Gordon(彼の演奏の方が格好良い)に引っ張られているんじゃないかと、あらためて思った次第であります。
Colliganについては、ここでも、コロコロよく歌う素晴らしいソロが堪能できます。
彼の魅力を堪能するには生pianoの演奏の方が完全に上だと思います。

５、６曲目はかなり実験色が濃ゆい感じで、この辺も聴き応え充分なのですが、ちょっと難易度は上がっちゃうんでしょう。
７曲目でスローな曲が入って、これも結構気合いの入った演奏を感じさせじっくり楽しませてくれます。


ということで、同時にＦＳＮＴ盤とsteeple chase盤を入手して聴けたのですが、個人的にはこちらのsteeple chase盤に軍配を挙げたいと思います。


George Colligan Quintet "Constant Source"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/850141)