Pat Metheny "Tokyo Day Trip Live EP"

5/20発売の品がなぜか5/16に届いていたので、エントリ一番のりを目指してみようかと思います(笑)


メンツは、当然ながら"day trip"と同じPat Metheny(G)、Christian Mcbride(B)、Antonio Sanchez(Ds)の３人

演奏曲は、下記５曲で、元盤に収録されている曲は入っていません。
1 Troms
2 Traveling Fast
3 Inori
4 Back Arm & Blackcharge
5 The Night Becomes You

クレジットは、recorded live in tokyo,japan　としか書いてなくて、いつの演奏かは書かれていませんです。

演奏ですが、やっぱりライブは尋常じゃなく良いということに尽きるんじゃないかと思います。

１曲目は、幽幻な雰囲気からスタートするのですが、いかにも(PMGではない)pat methenyって感じで好感触です。
２曲目が、ちょっと早めの演奏で、カントリー調のメセニーな曲で、この曲は３者の気合いの入った演奏、気合いの入ったソロが聴けます。
ここで、例のsanchezのカウベルも登場して、この曲がこの盤でのベスト(あるいはピーク)なんだと思います。
３曲目もスローな曲となるのですが、これがまたしんみりと良い演奏でたまりません。
４曲目で、乾いたドラムの音から始まり歪んだギター音の演奏が入っていまして、ちょっと"the roots of coincidence"を彷彿とさせるような(笑)
でもって、５曲目もちょっとスローめな演奏で締めくくられます。

各人の演奏も凄いわ、録音もクリアでありながら力感を感じさせるものがありまして、相乗効果的にアルバムを凄いものにしている感じがします。


５曲で４０分と、(昨今のアルバム事情としては)ちょっと物足りない感じのする収録時間ではありますが、中身の凝縮度は尋常ではありません。
起承転結も比較的はっきりしていて、起(１)承(２，３)転(４)結(５)って感じ。

はっきり申し上げまして、"Day Trip"とどちらか１枚というなら、こちらをお奨めしたいです。
これで\1200-は、はっきり言って安いです。全然悩む必要ありません。即効買いを決めてｏｋです。


こうなると、国内盤で１曲追加されているのが興味津々となってくるのですが、１曲\1000-くらいの勘定になるってのが(苦笑)

最後に、ジャケですが、"day trip"の看板日本語バージョンって感じなのですが、左上に竜のような看板があるのが、ご愛嬌(笑)
裏には｢パットメセニ｣｢アントニオサンチェス｣なんて言葉も見えます。｢クリスチャンマクブライド｣も探せばあるのかなぁ..

pat metheny "Tokyo Day Trip Live EP"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2703662)