Wolfgang Muthspiel 4tet "Earth Mountain"

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Wolfgang Muthspielというと、どうしても"Real Book Stories"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2664803)の印象が強烈で、どうしても3人での演奏が、◎という刷り込みが出来てしまっているのですが、事実3人以下での演奏が多いと思います。
4人組での演奏ってのがあまり記憶にないのですが、この盤は鍵盤楽器が入って4人での演奏となっています。

WOLFGANG MUTHSPIEL(g)、JEAN-PAUL BRODBECK(p)、MATTHIAS PICHLER(b)、ANDREAS PICHLER(ds)

演奏曲は、以下の9曲。2曲目(ピアニスト作曲)以外すべてWolfgang Muthspielのオリジナルです。

1. Jackson's pocket
2. Elegy
3. Radiohead
4. Earh montain
5. Sistah
6. East
7. Mupemo
8. What stays
9. Steps

演奏は、若干の浮遊感を感じさせる部分があるものの、基本的には地に足が着いた演奏って感じです。
ピアノトリオでのバッキングの上で、ギターが自由に唄い踊りって感じの構成と思って良いと思います。
ということで、主役のギターは旋律に縛られないためか、過去の盤以上に特に歪、高音使いとかロック的にいろいろな音をさせているという印象がします。
ピアノトリオは、バッキングに徹しているイメージが強いのですが、でも相当に気合いの入った演奏をしてまして、後ろから主役を鼓舞しているなぁって感じることもありますし、3者で高みに登っちゃってるなぁって感じる部分もあります。


e.s.t.、bad plusを通過した後っていうのか、やっぱりその影響度ってのは大きいんでしょう。
ドラマチック(大仰)なアレンジも散見されまして、影響の波及を感じさせます。5曲目のエンディングなんて..(笑)

全体的にJAZZ濃度の濃いFUSION調というあたりが立ち位置なんでしょう。marc johnsonの"sound of summer runnning"
(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/04/16)あたりが好きだと、この盤はハマると思います。


個人的は、この盤好きです。軽く聴いても、しっかり聴いても、聴き応え充分。結構ヘヴィローテーションしてます。

Wolfgang Muthspiel 4tet "Earth Mountain"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2719662)

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