John Mclaughlin "Floating Point"

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思いがけないタイミングで、思いがけずJohn Mclaughlinの新譜がリリースされました。
昨年2月にこんな(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/02/13)ことを書いていました。
と、言うことで彼の新作を聴けることは、あってもだいぶ先だろうと諦めていたのですが、こんなに早くにリリースされるとはと、驚き半分、喜び半分といった感じです。
が、録音が2007年4月だそうで。。。上のコメントは何だったんだ???ガセ?
※こうなると、キワモノ的な"Sleep Easy Baby"を聴いてみたくなってきた(笑)

メンバーは、John Mclaughlin(G)、Ranjit Barot(Ds)、Sivamani(Per)、Loiuz Banks(Kb)、Hadrien Feraud(B)の5人が中心で、ゲスト数人が参加しています。(ゲストは割愛)
ちなみに、上記5人のうち3人はインド人らしいです。(ゲストは、皆さんインド人らしいです)


演奏曲は、下記8曲。都合約60分の演奏となっています。
1 Abbaji (For Ustad Alla Rakha)
2 Raju
3 Maharina
4 Off The One
5 The Voice
6 Inside Out
7 14U
8 Five Peace Band

インド人が入ると、インド的な演奏かと覚悟していましたが、純粋にJohn Mclaughlinの音楽でした(笑)
無理にカテゴライズすると、ハードフュージョン(ちょっとソフトめ)てな位置づけになるんじゃないかと思います。
インド楽器がところどころに効果的に使われていますが、特にそれが演奏をインド音楽に引っ張っていくような感じではないです。(フレーズもインド音楽なんですけどね)

印象的なのが、特に2曲目がそうだと思いますが、弦楽器(特にインド系)がとっかえひっかえやってきて緊張感溢れるソロをこれでもかこれでもかと繰り広げるところ。これが緊張感溢れる丁々発止の交歓でシビれます。

それと、全体的に"ウルセーっ!!"ってくらいに鳴り続けている打楽器群の音。
これを痛快と聴くか、やかましいと聴くかで評価が分かれるのは、"中年音楽狂"さんの評価と"nary"さんの評価で一目瞭然です。
個人的には、痛快度合いのほうが高いでしょうか。演奏に勢いを与えているのは、このやかましい打楽器群であると思いますし..。

5曲目で声が入ってますが、これがこのアルバムで一番インド色強いんじゃないっすかねぇ

総合的に、John Mclaughlin好きには、概ね気に入ってもらえるんじゃないかと思います。

John Mclaughlin "Floating Point"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2717497)

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