板橋文夫 "わたらせ"
これは、中央線ジャズ本を買う前に入手していましたが..
収録曲は以下の通り
1 いつか王子様が
2 ムサンドゥーサ
3 言い出しかねて
4 利根
5 渡良瀬
6 ミス・キャン
7 グッドバイ
名曲と言われているのが、5曲目の"渡良瀬"と、7曲目の"グッドバイ"なんだそうです。
1曲目の有名曲の前奏が凄みを感じさせる音で始まってビビって(嘘)しまいましたが、メロディ部分はしっとり歌い上げてまして、アドリブになってからの凄みの塩梅もちょうど良く、なかなかに気持ちよい演奏だなぁと思っていましたら、次の曲の途中で中央線ジャズ臭がググッと濃くなったりまして..。
"利根"は、民謡的(リンゴ追分を思い起こす)なテーマを持った曲、でもって、肝心の"渡良瀬"ですが、これはcoltraneの演る"my favarite things"を彷彿とさせる(左手の進行がなんとなくってだけです)曲です。
ラストの"グッドバイ"も、なんか似たような雰囲気の曲(演歌かなぁ)があったような..
個人的には、"グッドバイ"が一番良かったですかねぇ
全体的に、美しくする部分はとことん美しく、ガツんとやる箇所はとことんガツんと演るスタイルで、そのめりはりとギャップの凄みに、ヤられちゃうんでしょうねぇ
この豪胆さと繊細さを併せ持つ感覚は、石田幹雄さんにも通じるモノがあるのかなぁと感じた次第であります。
しかし、裏ジャケにある板橋さんの写真の腕の太さに・・・(驚)
板橋文夫 "わたらせ"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1778854)
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