Myron Walden "Higher Ground"
Myron Waldenという名前は、記憶になかったのですがKendrick Scottのアルバム(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/07/07)に参加していました。
でも、個人的にはこのジャケ見ただけで購入はしないような類のデザインですが..
そのメンツは以下の通りで、ピアノレスのカルテットとなっています。
MYRON WALDEN(As)、MARCUS STRICKLAND(Ts)、BRANDON OWENS(B)、E.J.STRICKAND(Ds)
というわけで、STRICKLAND買いであることは、自明ですね(笑)
ちなみに2002年の作品です。
演奏曲は以下の7曲
1 Solid
2 Page One
3 Slow And Ready
4 You Dig
5 Higher Ground
6 When Time Stood Still
7 High Above The Clouds
肝心の演奏ですが、若干アレンジ主導の印象がありますかねぇ。テーマの掛け合いにハードバップ的な要素を感じます。
NYダウンタウン系のちょっとクセのあるリズムの楽曲が多く、ピアノレスにしたことで2本のサックスが暴れる空間は充分に用意されていて、それを充分に活用している感じになっています。
ただ、リズム(ベースとドラム)がちょっとやかましい曲があるかなぁ(笑)
MYRON WALDENはさすがにリーダ作と言うことでかなり気合いが入っていることを感じさせる演奏をしていますが、MARCUS STRICKLANDがそこまではブチ切れている印象にならないのがちょっと残念ですかねぇ
もっとも、1人でブリブリ演るのと(バトルをしていたとしても)2人で演るのとでは、そのテンションの高さは同じでも音数の塩梅は変わってくるでしょうし、そういう意味ではバトルとまで行かなくても2人の掛け合いは、相応のテンションの高さを感じさせるモノがあります。
これで、もうちょっと緊張感が高かったら(高いと感じさせてくれたら)よりヨカッタと思います。
Myron Walden "Higher Ground"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/546574)
この記事へのコメント