Christian Jacob Trio "LIVE in JAPAN"

クリスチャンジェイコブの日本でのライブ盤です。

Christian Jacobと言うと、terje geweltとの黄金のＤＵＯ３部作なわけですが、トリオの演奏が良いという
刷り込みがまだ出来ていなくて、前作はペト集(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2006/08/22)(あ、メンツ一緒だ(汗))でペトの刷り込みが強すぎて、良い盤だけど、"ぶっとんだ"って感じではなかったのですが、この盤は巷での良い噂に釣られて買ってきました。


メンツは
Christian Jacob(P)、Trey Henry(B)、Ray Brinker(Ds)

2007年10月12日　東京ＴＵＣでのライブ収録となっています。

演奏曲は、以下の通り11曲。11曲目が日本盤のみのボーナストラックとなっています。
1.TOO CLOSE FOR COMFORT
2.IT NEVER ENTERED MY MIND
3.LITTLE EYES
4.花
5.夏の思い出
6.赤とんぼ
7.雪の降る街を
8.STATE OF MIND
9.ALL OR NOTHING AT ALL
10.AT LAST
11.MUDDY SKIES

この盤のハイライトは、４～７にある、日本の四季の歌を演奏している部分で、その前後はプロローグとエピローグと言ってしまってもいいくらいに、この真ん中に位置する４曲に意識は集中してしまいましたです。

聴く前は普通に、ただ日本の曲を演奏している one of them 程度の認識で曲名を眺めていたのですが見ると聴くとは大違いとでも言いましょうか。

演奏自体は、Christian Jacob特有の優しさを感じさせる流れるような演奏で、これはアルバム全体を通して当然ですが、変わりありません。
ただ、曲によってアレンジは相当大胆なことを演っていることは感じられまして、そこが聴きどころになるんだと思います。
そういう意味に於いて、良く知っているテーマを持った４～７曲目が、日本人にはChristian Jacobの真価を感じとるには好適な楽曲であるということになり、それが日本人(私)にとってここがハイライトであると感じる由縁と言うことだと思います。
この４曲は周到かつ綿密な準備をしたことが、ひしひしと伝わってくるのですが、これだけ気合いをいれて準備して満を持してのライブ盤収録ってことですから、彼らにとっても相当に気合いの入ったアルバムなんだと思います。


Christian Jacob Trio "LIVE in JAPAN"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2688498)