Brian Blade & The Fellowship Band "Season of Changes"

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Brian Bladeのリーダー作です。
巷では、発売当初からかなり話題になっていましたが、唯一所有している1枚目が、そんなに驚嘆したわけでも
こりゃ良い!!と思ったわけでもなかった(ので、2枚目は買ってない)ので、ずっと保留にしていました。

が、6月の新譜試聴会で聴かせてもらって、これは買っても大丈夫と感じられたので、遅まきながらの
購入と相成りました。


メンツは
Brian Blade(Ds)、Jon Cowherd(P)、Kurt Rosenwinkel(G)、Myron Walden(As,B-Cl)、Melvin Butler(Ts)、Chris Thomas(B)
これは、1枚目からほとんど変わっていないようです。(自分で調べてはいない(汗))

1 Rubylou's Lullaby
2 Return Of The Prodigal Son
3 Stoner Hill
4 Season Of Changes
5 Most Precious One
6 Most Precious One (Prodigy)
7 Improvisation
8 Alpha And Omega
9 Omni


1曲目ののっけから、なんか良い感じで、ホッとしてしまいました(笑)
以前に聴いたヤツは、かっちり作りすぎてFUSIONの悪い面が出ちゃってる感じがしてたのですが、こちらは若干の緩さというか、演奏者の力量にまかせている比率が高いような感じで、どの曲も良い仕上がりです。
個人的には、前半の長めの曲の完成度の高さ(作り込んでいるという意味でなく)が好感触でした。

全体にKurt Rosenwinkelが前面に出ている比率が高いというのもあると思いますが、非常に良い仕事をしていまして、彼がアルバム全体を引っ張っているんじゃないかと言うくらいの活躍を見せています。
※実力が相当上がってきているから、前面に出ているということか??
先般のリーダ作と言い、ここのところKurt Rosenwinkelの活躍が非常に目立っているなぁとしみじみ感じます。

うはうはノリノリで楽しむというよりは、じっくりしっとり聴き込むような楽曲が多く、言葉では"内向き"と書かざるを得ないような感じなのですが、決して難易度が高いわけでも聴いていてつまらないような内容でもなく、軽く聴いていても聞き流せるくらいの聞きやすさを持っていますが、この盤聞き流すのはちょいともったいないです。

FELLOWSHIP BANDとして3枚目とはいえ、相当長く活動(いや、"解散していない"が正解か?)しているので、各人の結束は固いでしょう。
恐らく相当期間を置いたことによりだいぶ肩の力が抜けたところでアルバム作りができているんじゃないかと思います。

この盤は、遅まきながら買って/聴けて良かったと思ったのでありました。



Brian Blade & The Fellowship Band "Season of Changes" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/2712468)

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