NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET "DUB ORBITS"
前日、ライブ収録も完了しているということで、作品のリリースペースが異様な状況になりそうな、DUB SEXTETの２枚目のアルバムです。
メンツは、変わらずの
菊地成孔(ts)、坪口昌恭(p)、パードン木村(DUB)、鈴木正人(b)、本田珠也(dr)、類家心平(tp)
演奏曲は以下の７曲。３曲目がshorter、５曲目がzawinulの作品です。
1 (I've Lost My) Taylor Burton
2 Koh-i-nur
3 Orbits
4 Despute
5 Ascent
6 Monkey Mush Down
7 Dismissing Lounge From The Limbo
演奏は、相変わらず表層的には、わかりやすいモーダルなジャズの体裁を示していながら、様々なギミックを感じさせるものとなっています。
とはいえ、前作でＤＵＢの判りやすさを前面に出した部分もあったかなぁと感じる部分もありましたが、もうちょっと巧妙であったり、リズムの複雑度が増強されていたりと言う感じが強くなっている印象があります。
６曲目で、'70Milesなファンクなリズムの曲が入り込んできているのが特記事項だと思いますが、それ以上に後半になってTAISO(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E6%93%8D_(YMO))になっちゃうところが、ご愛嬌(笑)
※ココ(http://www.ewe.co.jp/duborbits/)に本人による曲解説があるのですが、この曲は
パロディなんだそうです。
そりゃ、真面目に作ってたとしたら(--;;もんに、露骨なんですけどね(笑)
この盤、当初はＭＰ３でヘヴィローテーションしていたのですが、良い装置で、ちょっと大きめの音で聴いたほうがシアワセでした。
ジャケの写真は、よく見ると、スゲェ"ホスト"な雰囲気がビンビン伝わってくるようなイヤらしさがありますねぇ(笑)
で、封入されてる本の中で、メンバーの写真(皆ほぼ同じ衣装)が入っているのですが、揃ってスーツの内側のタグを見せているのが輪をかけてイヤらしい(このバンドはスーツブランドとタイアップしてる)
さらに、１人だけ写ってる女性(誰だ？)のポートレートは、どことなくajaを彷彿とさせているような..
噂(噂を信じちゃいけないよ)では、ＥＷＥの経営がちょっとヤバそうな気配があるようなのですが、DUB SEXTETの連投で一気に起死回生を狙っちゃおうって魂胆なんでしょう。
そして、それは見事に成し遂げられるのでしょう。一時的には..
まるで、alfaとYMOの関係のような(意味深)
NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET "DUB ORBITS"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2743374)
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