Baptiste Trotignon - David El-Malek "Fool Time"

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この盤は、随分前(2007年10月発売だから、昨年末頃)にウィッシュリストに入っていたのですが、なんとなくそのままスルーしてウィッシュリストから削除してあったのですが、未開封中古として出ているのを見つけて何となく買い込んできた次第であります。 ライブ盤ですし。

Baptiste Trotignonは、澤野から出た"Fluid"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/413950)とか、moutin reunion quartet(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/03/04)(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/03/09)とかで弾いていますので、おなじみです。
David El-Malekは、この盤(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2007/03/16)で以前に聴いてますし、Andre Ceccarelli盤のいくつかに参加しているので、仏国の若手では注目株なのでしょう。

Baptiste Trotignon と David El-Malek の2人は、2005年頃から活動しているようで、気心の知れた演奏を期待できます。

他のメンツは以下の通り
Baptiste Trotignon(P)、David El-Malek(Sax)、Darryl Hall(B)、Dre Pallemaerts(Ds)

ライブ盤ということで、2枚組での発売となっています。
曲は以下の通り。
Trotignonのオリジナルが5曲、El-Malekのオリジナルが6曲、joe hendersonが1曲で、全12曲となっています。
Disk1
1 Al Aadmat Israel
2 Sunday The 13th
3 Massada
4 Great Noeces
5 Soukha

Disk2
1 Shadow Of Doubt
2 Bass On Top
3 At Night
4 Bolero
5 Le Chemin Du Serpent
6 Inner Urge In A Dream
7 In A Dream

演奏ですが、非4ビートな曲が多く、テンポもスロー、ミディアムなものが大半を占めています。
なので、ぼけーっと聴いていると、するすると耳を左から右にすり抜けていく感じなのですが、しっかり耳をそばだてて聴いていると、ぐいぐい引き込まれていくだけのクオリティは持っています。
特に、ピアノとサックスのソロが出色のデキで、それぞれ自身の世界に没頭したようなソロ(掛け合い的にではない)を繰り広げている曲もあります。(特に2枚目の前半)

ベースも出番(ソロ)は少ないですが、そこはしっかり機会を捉えて、満足度の高いソロを繰り広げていますし、ドラムと共に前面を煽っているような部分もありまして、リズム隊もなかなかの実力者を揃えていることを実感させます。

最近、一部で"(熟考を省いて?)2枚組でライブ丸ごと収録しちゃう"ような傾向を感じることがあるのですが、この盤もそういう部分でちょっと冗長さを感じる部分もなきにしもあらず..(1枚だと物足りなかった可能性も否定できませんが..)


ところで、David El Malekの新譜"Music From The Source"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2793584)が出るようです。

Baptiste Trotignon - David El-Malek "Fool Time"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2583612)

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