Bireli Lagrene "Electric Side"
演奏に終始していたわけですが、元々はjaco pastoriusと共演していたほどに、ノリノリの演奏をしていた方なのでありました。
元々々は、ジャンゴの再来と言われた神童ではありましたが..
ここ7~8年ジプシーな活動を続けていたので、そろそろ違う演奏も聴いてみたいと薄々感じていたら、強力なFUSION作品のリリース情報を得まして、即効買いを決めた次第であります。
メンツは以下のとおり。
Bireli Lagrene(G)、Hadrien Feraud(B)、Franck Wolf(Sax)、Damien Schmitt(Ds)、Michael Lecoq(Key)、Andy Narell(Steelpans)、DJ Afro cut-Nanga<Yassine Daulne>(DJ)
個人的な目玉は、最近話題のHadrien Feraudがどれだけの力量を見せてくれるか。ですかねぇ..
演奏曲は、以下の9曲。
Bireli Lagreneのオリジナルが2/3を占めています。
1 Hips
2 Incertitude
3 Thimothee
4 Jack Rabbitt
5 Clair Obscur
6 Foreign Affairs
7 Josef
8 Berga
9 Hips House
演奏ですが、極上のhard fusionです。多少、テクニック開陳ミュージックな感じも見受けられるのですが、それだけに留まらない何かを感じさせる演奏です。
テクニック開陳だけに走っていないというか、多少の余裕を残したところで音楽的な魅力を出すことに力を注いでいるとでも言うんでしょうか..
個人的に往年の日本のFUSIONには馴染まないのは、テクニック偏重ものが合わないということだと
理解しているのですがそれだけではない何かがあるってことなのかもしれません。
Bireli Lagreneのテクニックに裏打ちされたプレイの良さは言うに及ばず、Hadrien Feraudの高音基調の早いベース。
Damien Schmittの強烈な打音と相まって、各人のプレイが有機的に絡み合った演奏は圧巻であると言えると思います。
音楽全体を楽しんでいても、ウハウハ楽しく聴いていられるし、それぞれの曲でそれぞれのメンバーの音を追っていても全然飽きそうもないし、
個人的には、この盤の中でも最強のテクニック開陳ミュージックであるところの4曲目になぜか惹かれてしまっています。
冒頭の3者のユニゾン。すごいスピードなのに楽しんで演奏しているところが目に浮かぶようなところが、鳥肌もんであります。
6曲目の最後がダースベイダーなのはご愛敬?(笑)
Bireli Lagrene "Electric Side"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2768347)
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