Lage Lund "Early Songs"

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ここのところ、criss Crossの新譜の入荷状況が思わしくありません。
この盤は、実は、当初ノーチェックだったのですが「入荷が思わしく無い」という情報とともに紹介されていた9101さんの文章を見て、それをチェックしたらこのメンツだったので迷わず購入に踏み切った次第であります。

結果的に、そう待たされずに入手できましたが、発売予定日からは数日ズレていました。

さて、その惹かれたメンツですが、以下の通りです。
Lage Lund(G)、Marcus Strickland(TS)、Danny Grissett(P)、Orlando LeFleming(B)、Kendrick Scott(Ds)

ここのところ注目度急上昇中のMarcus Strickland、Danny Grissettに加え
サイドで光るKendrick Scottが参加しているとなると、こりゃたまったもんじゃぁありません。

Lage Lundはこの盤で初めて意識した名前なのですが、Gonzalo Rubalcaba盤、Kendrick Scott盤、Marcus Strickland盤などに参加していて、実は結構聴いていたんだなぁとあらためて。。。(^^;;

演奏曲は、以下の8曲です。
1 Scrapyard Orchestra
2 Poppy
3 You Do Something To Me
4 Vonnegut
5 Around The World
6 Quiet Now
7 Celia
8 The Incredibly Profound Song

演奏ですが、ここでも基本的には温度感低めの演奏であることが、まずは印象的です。
最近は、こういう感じが主流になっているので、驚きも、落胆もしないですが...

 最近、Michael Brecker盤"two blocks from the edge"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2539511)を
 聴いたのですが、温度感の差は歴然としたものがありまして、あらためてMichael Breckerの凄さを
 再認識した次第であります。

えーと、本題に戻りまして、このアルバムの印象ですが、冒頭に書いたとおり温度感は若干低めに感じます。
全体的には、アレンジ主導の音楽と言うことになると思いますが、演奏自体は蒼々たるメンバーが揃っているだけあって、かなり聴き応えのある物になっています。
Marcus Stricklandも(Michael Breckerと較べること自体がかなり酷だと思いますが)ブチ切れな演奏を繰り広げているわけではありませんがなかなか良い演奏をしています。
Lage Lundも、さすがにモンク・コンペで優勝したギタリストだけあって、(あまり派手さは感じないものの)テクニック面ではなかなかなものを持っているんじゃないかと思います。
ピアノトリオはリズム隊に徹しているイメージで、取り立てて耳を惹きつけられるような感じは受けませんねぇ..。
ただ、違和感のある演奏をしているわけでは無いという意味では、演奏全体を盛り立ててはいるんだと思います。

全体としては、・・・メンツがメンツなだけに悪いはずはありませんです。

Lage Lund "Early Songs"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2764648)

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