Marcus Strickland "TWI - LIFE"

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Marcus Stricklandのリーダー作は、これまでに4作出ていると思うのですが、どれも入手が困難になっているような印象がありまして、なかなか購入できずにいました。(あまり高く買いたくないっていう意識が働いたのも事実ですが(汗))
ちなみに、その4枚は"AT LAST"、"Brotherhood"、"TWI - LIFE"、"Open Reel Deck"となります。

先日、さる筋(嘘、公式在庫情報)からこの盤の中古の存在を知りまして、思わずお店に走って購入してきました。


収録時期は1枚目と2枚目で異なっていまして、1枚目は2005/04/13、2枚目が2006/02/20と約1年の隔たりがあります。
メンツも、そう言う理由でディスク毎に異なっています。

(Disc1)
Marcus Strickland(Ts,Ss)、Robert Glasper(P)、Vicente Archer(B)、E.J. Strickland(Ds)
(Disc2)
Marcus Strickland(Ts)、Lage Lund(G)、Brad Jones(B)、E.J. Strickland(Ds)
大きな違いは、ピアノがいるか、ギターがいるかってところですね。
TWI - LIFE BANDと書かれる場合は、ギター入りのDisk-2のメンツを言うようですね。で、次作"Open Reel Deck"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/archive/2008/02/02)
も、ギター(Mike Moreno)入りのバンドとなっています。2005-2006で何か心境の変化があったのかもしれませんねぇ


演奏曲は、以下の通り8~9曲ずつとてんこ盛りになっています。ほとんどがオリジナルで、2曲だけ異なっているようです。
[Disc 1]
01. Oriental Folk Song
02. The Beast Within Beauty
03. Thump & Cadence
04. An Oasis of Bronze
05. Sesame Street
06. Smoothie
07. Brooklyn Street Fair
08. The Whole Page

[Disc 2]
01. Majesty
02. Shift
03. Haile Selassie
04. In Faith
05. The Nottage Cottage
06. Moon Ruler
07. Glitch
08. Paradigm
09. Twi-Life

演奏ですが、全体的に曲としてはあまり高速でもなく、派手でもなく、おとなし~く始まる感じのものが多いです。
が、曲が進むにつれてだんだんとテンションが上がってきて、だんだん聴く者も興奮度が上がって来てウハハってな感じで、アルバム聴いててなんとも楽しいです。
E.J. Stricklandのdrumが乗っていると全体のテンションが上がっていくようで

1枚目は、Vicente Archerのベースがゴリゴリなのと相まって、結構ハードな雰囲気を醸していまして聴き応えは充分であります。
Marcus Stricklandも、結構飛ばしてます。
2枚目は、ギターの響きが加わることで端正な雰囲気が漂います。
ただ、ベースが電気に変わってもいるので、おとなしいだけってわけではないのではありますが..
しかし、ここでのLage Lundは活躍していますねぇ

この盤、聴衆の声は入っていませんがライブ盤と見まがうばかりのテンションの高さを感じさせてくれまして、ライブ盤好きの私としましてもかなり満足度は高いものがあります。

すでにリリースから年月が経っているとはいえ、いつでも手元に置いておきたいアルバムと感じている身からすると、普段見かけないのも納得しますし、出しちゃった人には、(だから買えたので感謝とともに)"もったいないことを"と言ってあげたい気分であります。(複雑)


Marcus Strickland "TWI - LIFE"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ060720-03)

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