Misha Piatigorsky "PURE IMAGINATION"
Misha Piatigorskyも、先日の"Happenin'"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56210042.html)と
ほぼ同時期に、同じメンツで作成されたアルバムになります。
彼の場合、この盤で話題の人になったと記憶しています。
メンツは、前の盤と同じ以下の3人。
Misha Piatigorsky(P)、Peter Klinke(B)、Eric Harland(Ds)
演奏曲は11曲。6曲(2,3,5,6,8,11)がオリジナルとなります。
1. PURE IMAGINATION
2. THE ARABIC THANG
3. LEV'S SONG
4. BEMSHA SWING
5. RASPUTIN
6. AYELET
7. SMOKE GETS IN YOUR EYES
8. MAD RIVER
9. BEAUTIFUL FRIENDSHIP
10. GREEN CHIMNEYS
11. DIGAME
ちょいと硬質な音で録られているのですが、かなり勢いのある演奏からのスタートで、その硬質な音とあいまってつかみはOKってな感じにはなっています。
ただ、"Happenin'" の3曲目"You And The Noght And The Music"のようなあからさまに斬新な展開というのは感じませんで、この辺の好みの差が、評価の差に表れていそうな気がします。
保守的な人はこっちを上にするのでしょう。
初期2枚は甲乙つけがたいノリと勢いが秀でた好演盤と言えるできだと思います。
でもって、最近作"Uncommon Circumstance"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52328972.html)との比較になるのですが"Uncommon ~"単体で聴いている分には、相応の勢いとノリの良さを感じていましたが、初期盤と較べちゃうとがむしゃら感は希薄になっているんでしょうかねぇ。
エレピ使ったり、アレンジに凝っていたりの技巧偏重感が出てきているのですが、これらが良い方に作用しているかというと・・・
で、前回紹介時に書いた「本業はプロデュース業に持っていきたいのかな?」という予想が当たっている感が強くなっていくのでありました。
このアルバム、再発でジャケを替えているようで、おそらくオリジナルは彼のWEB(http://www.mishamusic.com/main.htm)でみれるヤツだと思うのですが、これを所有している人は稀なんでしょうねぇ..
Misha Piatigorsky "PURE IMAGINATION"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ071228-05)
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