Jean Michel Pilc "TOGETHER - Live at SweetBasil Vol.1"

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ご存じのように、この"together"というアルバムは2つ出ていまして、Vol.2はまだ在庫があるようで
容易に手にはいる(それでも、私は中古漁りをしていて、相当の時間が経ってから入手しましたが..)
のですが、Vol.1のほうが新品は枯渇、中古もあまり出ていないということで、全然手に入れる術が見つからずに、もんもんとした日々を延々過ごしていたのでありました。

が、ようやっと、見つけだすことができまして入手した次第であります。
廃盤となると、中古でも3,000近かったりすることもあるのですが、この盤は1,500程度と良心的な価格でありました。
まぁ、それだけ一部に熱狂的ファンがいても、一般的には近寄りがたい存在って事なんでしょう。
(他のアルバムはたっくさん見かけるので、多くの人が買って聴いて捨ててるんでしょう。(悲))

ちなみに、Vol.2の紹介はこちら(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45678632.html)

メンツは
Jean Michel Pilc(P)、Francois Moutin(B)、Ari Hoenig(Ds)

演奏は、以下の11曲。
1 Softly As In A Morning Sunrise
2 Tea For Two
3 Jealousy
4 Runaway
5 Muriel
6 C Jam Blues
7 Trio Improvisation
8 My One And Only Love
9 Bye Bye Blackbird
10 Together
11 My Foolish Heart

のっけの朝日から、ゴツゴツとした雰囲気を音からも演奏からも醸し出していまして、ゆるりとピアノトリオを楽しもうなんて御仁を排除しようという姿勢がありありと見えています。
そのまま、テンポもリズムも関係ないってな演奏に突入していくわけですが、実にスリリングな演奏が繰り広げられています。
当然、一緒に演ってるヤツら(Francois Moutin、Ari Hoenig)もすでにご存じの通りの猛烈にご機嫌なヤツらが、これでもかと演奏を煽り立てているわけですから好き者にはたまりません。

難易度がかなり高いのはよく判るのですが、Jean Michel Pilcの真骨頂はこのあたりの演奏にあるのは間違いないわけでありまして、この演奏が楽しめなければJean Michel Pilcの全貌を楽しむことはできないと暴言を吐いてみたり..(笑)
って、この盤、現在では入手困難なんですよね(自爆)



<客観的視点>Vol.2の記事(約2年前)では、
 残念ながら、私もまだまだ修行が足りないので、こういう演奏は1回聴いただけでは体内に取り込めなくて
 2度3度と聴いていくうちに、突如ズズズッと体内に取り込まれまして、取り込まれるともう離れられなく
 なってしまうとい感じで、すぐには良さが判らないのが...
なんて書いていたのが、今回はいきなり
 難易度がかなり高いのはよく判るのですが、Jean Michel Pilcの真骨頂はこのあたりの演奏にあるのは間違い
 ないわけでありまして、この演奏が楽しめなければJean Michel Pilcの全貌を楽しむことはできない。
なんて書いているわけですから、2年の歳月ってのは..


Jean Michel Pilc "TOGETHER - Live at SweetBasil Vol.1"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/96626)
※上記リンクおよびジャケ写はVol.2のもの

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