Branford Marsalis "Metamorphosen"

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Branford Marsalisの新譜は、"Braggtown"以来なので約2年ぶりとなります。

HMVの紹介文を読むと、「メンバー全員が猛練習して作り上げたという力作。「一人一人が練習することによって、それぞれのパートの音がよりセンターに集中するんだ。今は同じ部屋でみんなで演奏してもそれぞれ個別にいるような感覚でここの音が聴こえるんだ。練習のおかげでそんな域まで達したのさ。」」なんだそうで、相当気合いの入った作品になっているとこを伺わせてくれます。

そのメンツですが、Branford Marsalisのレギュラーカルテットであるところの以下の4人です。1999年の"Requiem"でも同じメンツなので、ジャズで、グループ名を冠さないことを考えると、メンバー固定期間は相当長い事になると思います。
Branford Marsalis(sax) Joey Calderazzo(p) Eric Revis(b) Jeff "Tain" Watts(ds)

演奏曲は、以下の9曲。国内盤は1曲多いようです。5曲目がモンクの曲です。
1 The Return Of The Jitney Man
2 The Blossom Of Parting
3 Jabberwocky
4 Abe Vigoda
5 Rhythm-A-Ning
6 Sphere
7 The Last Goodbye
8 And Then, He Was Gone
9 Samo

中身ですが、内容的には前作、前々作の路線を大きくは違わないと感じています。モーダルかつ、ちょいと重たいイメージの曲が並んでいます。
演奏の内容自体は、こりゃとんでもないものを聴いちまったてな感じに、獅子奮迅、痛快無比。演奏の力強さ、緊張感の高さ、各人の(表面的には希薄かもしらんが)テンションの高さ、どこを取っても、どう切っても、ただただひれ伏すばかりが如くの凄い演奏が並んでいます。
特に、譜面通りでなく、ノリや勢いだけでもなく、それでいてかなり挑戦的な音、フレーズを表出しているにも関わらず、見事に体言されている四者の一体感というか、連携具合の見事さはさすがに約10年一緒に演っていることに加え、練習たっぷりしましたの成果としてしっかり表れているんだろうなと推測できます。

ただ、これだけ濃い内容だとそう頻繁に聴くのにはちょいとヘヴィに感じる部分があるのも事実でありまして...
でも、それを差し置いても聴いてしまいたいという渇望感が生じているのも事実でありまして..   重いけど惹きつけられてます。


Branford Marsalis "Metamorphosen"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3534115)

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