Ronnie Lynn Patterson TRIO "Freedom Fighters"

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ベースのStephan Kereckiと言う人の盤(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56713912.html)を以前紹介していますが、実は侮れない人では?と気になって他の参加盤を探していて引っかかったアルバムです。
買おうか買うまいか相当迷っていたのですが、drumが、Louis Moutinですし、始終気になり続けていたので、心の平安を買うつもりで発注した次第であります。


ということでメンツですが、前述の通りってことになります。
Ronnie Lynn Patterson(P)、Louis Moutin(Ds)、Stephane Kerecki(B)

演奏曲は以下の通り。
1 Freedom Fighters Adagio
2 Faith
3 Camarinas
4 Mandala
5 For Ornette Coleman
6 Santa Fe
7 My Wild Irish Rose
8 Great Constellation
9 Leslevret
10 Freedom Fighters version allegro

内容ですが、これはかなり良いと思います。
1曲目はかなり厳粛なイメージを感じさせるスローかつ慎重な曲なのですが、ここでめげてはいけません。2曲目から、陽性濃度が高くなってきます。
5曲目で"For Ornette Coleman"なんてタイトルでちょいとフリーな演奏からスタートしていますが、後半不思議な雰囲気の美しさが漂ってベストは6曲目と思っています。この曲の疾走感に、Louis Moutinのドラムが良く絡みついて、きらきらころころしたピアノが映える聴き応えのある曲です。
7曲目が、これまた美しい曲でうっとりさせてくれます。
8曲目は、beatlesのノルウェイの森を彷彿とさせる(ていうかそっくりな)テーマで(苦笑)。
全体の印象としては、甘くなく辛くなく、でもしっかりと味のある演奏です。しいて言えば酸味かなぁと思っていますが、聴いていてしみじみ良い演奏と感じ入ります。


Ronnie Lynn Pattersonもkeith jarrett系のピアニストになるんですかね。keith jarrettほど甲高くはないですがちょっと唸ってますし(^^;;
それにつけてもリズム隊が素晴らしい。今回、購入のきっかけとなったベーシストですがそのベーシストのゴリゴリベースを聴けるだけでも満足できちゃいます。
さらに、ドラムがLouis Moutinですからねぇ。そう派手な演奏をしているわけではないですが、演奏を煽っている感じがじわじわと感じられて、たまらんす。


Ronnie Lynn Patterson TRIO "Freedom Fighters"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2799209)

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