Rebecca Martin "Growing Season"

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元来、JAZZ VOCALものを積極的に聴いてはこなかったので、おそらくこのblogにもほとんどJAZZ VOCALの掲載はないと思います。
 Eliane Elias、菊地と演ったUAは記憶にある。近年のcharie haden,john scofieldも、範疇に入るかなぁ
なので、特別編的な扱いで4枚を一気に紹介させていただきます。
発端は、5/9に開催された「ジャズバーで米国ルーツ寄り音楽を聴く夕べ」です。
ここが発端なので米国のフォーク、カントリー寄りのボーカルアルバムとなります。
このとき第1部で紹介された中から4人の女性ボーカルに惹かれ、それを4枚一気に買い込んだことによります。

その4人(4枚)は以下の通りです。
 Jenny Scheinman "Jenny Scheinman"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2697007)
 Rebecca Martin "Growing Season"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2760019)
 Madeleine Peyroux "Bare Bones"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3509508)
 Melody Gardot "My One & Only Thrill"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3532119)

2人目は、実はリリース時に相当食指を動かされていたのですが、結果的に購入に至らなかったRebecca Martinです。
なぜ、このアルバムに食指が動いていたかというと↓見てください。メンツです。
Rebecca Martin(G,Vo)、Kurt Rosenwinkel(G)、Larry Grenadier(B)、Brian Blade(Ds)
これで、非Vocalアルバムだったら迷わず購入していたことでしょう(笑)
1969年生まれとのことなので、40歳近い年齢になります。過去に3枚リーダー作があり、これが4枚目とのこと。
Larry Grenadierの奥さんです。

演奏曲は、下記11曲。5/9に紹介されたのが、1曲目でした。
1 Space In A Song To Think
2 Million Miles
3 Just A Boy
4 To Prove Them Wrong
5 What Feels Like Home
6 Lullaby
7 As For You Raba
8 After Midnight
9 Make The Days Run Fast
10 Free At Last
11 Pieces
12 Talking
13 You're Older

今回、まとめて聴いている4人(4枚)の中では、個人的に一番気に入っているのがこの盤だと思います。
ベース、ドラムにギター2人(Kurt Rosenwinkelは実はいろんな楽器を演奏しているが)という名手によるシンプルな楽器構成が功を奏しているんだと思います。
が、演奏者はジャズの人でありながら、楽曲はジャズ臭い感じがかなり希薄な感じがするのですが、気のせいでしょうかねぇ
私が違和感無く聴けているので、ジャズフレーバーはきっちり振りかかっているのは間違いないでしょう。
しかし、聴けば聴くほどにKurt Rosenwinkel臭をぷんぷんと感じるのは気のせいではなく、プロデュースが彼であることに起因することは間違いのないところです。
しかし、要所要所で繰り出す彼のソロの気持ちよさは尋常でないものがあります。

たぶんボーカルについては、歌の上手い下手も重要ですが、それ以上に声色、歌い方の好き嫌いが重要になってくると思っています。
個人的に、ダミ声、絶叫系はごめんなさいなので、とつとつと歌うフォーク、カントリー寄りの女性ボーカルが良かったんだと思います。
彼女の場合、声は絶賛では無いにしても、歌い方はかなり好みに近い感じです。
が、この盤の場合それ以上に"楽曲"と"アレンジ"と"演奏"に依る部分が大きいことは否めません。
と言うほどに、楽器の人達の力量に支えられた満足度の高さであるというのが、個人的感想であります。


Rebecca Martin "Growing Season"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2760019)

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