Carsten Dahl / Mads Vinding / Alex Riel "In Our Own Sweet Away"
でも、この2人が絡んだから絶対買うわけでもないので、何かインスピレーションも働いたんでしょう。
Mads Vinding、Alex Rielというと、"Kingdom"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/690640)から始まったVindingのベースを驚愕して聴くシリーズ(残りは"Daddio Don"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1338571)とFini Hostrup名義でリリースされた"Stories"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/957397)あたりが同時期に一気にリリースされたところからのつきあいって感じだと思います。
いまだに(欧州系オーソドクスなピアノトリオとしては)当代きっての名手そろい踏みリズム隊と言えるでしょう。
この同じ時期に"Six Hands Three Minds One Heart"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/97031))てのも出ていて、これはCarsten Dahlが参加していてこのアルバムと同じメンツの盤なのですが、なぜか購入していなかったようです。
たぶん、これを持っていないとなると、過去に彼の参加したアルバムは買ってないと思います。
ということでメンツは、以下の通り。
Carsten Dahl(P)、Mads Vinding(B)、Alex Riel(Ds)
演奏曲は以下の通り。かなり王道ジャズを予感させる陣営となっています。
1 in your own sweet way
2 Maria Gennem torne gar
3 It could happen to you
4 Beautiful Friendship
5 What is this thing called Love
6 Peace
7 Night and Day
収録曲が2005-2007と3年に渡っての録音からの集大成となっているので、曲毎の音のクオリティが違っているのはしかたないのか、許しちゃいけないのか..
(でも、それだけ長期に渡って、ライブを行っていたってことは、この3人はしっくりいってるってことなんでしょう。)
3年の差が演奏の雰囲気に変化をもたらせている感じがしないのは..(苦笑か?)
演奏もかなりこなれたイメージで、全体にリラックスした中でライブを行っていることが(演奏と観客の雰囲気から)ヒシヒシと伝わってきます。
その分、緊張感は希薄って感じですが..
とはいえ、このメンツで期待できる演奏のクオリティ(しかも3年分からベストテイクを選んでるんでしょうから)はしっかり得られてまして、そういう意味での満足度は充分に得られています。
日常的に行われているライブを彷彿させるようなアルバムであると・・ でもそう考えると、3年分ものストックから拾ってくるよりも、しっかり選曲してその他準備もしっかりした1日(せめて数日)分の演奏でアルバムを作った方がクオリティ的には良かったんじゃないか(そう考えて収録に望んでメタメタで結果こういうアルバムになったとか??)と思うんですが..
全体的には、予想通りの王道ジャズ直球ど真ん中って感じです(笑)
Carsten Dahl / Mads Vinding / Alex Riel "In Our Own Sweet Away" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3567510)
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