Steve Swallow "Damaged In Transit"

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今更ながらと言う感じもありますが、2004年のSteve Swallowの作品をchris potter買いしました。
Steve Swallow は、最近発売されたgary burton quartetをライブで見たときが初めてだったのですが、取り立てて目立つようなことを演っていないにもかかわらず印象に残る演奏で名前を覚えたことが最初です。
で、ある日ぼけっとCD情報を眺めていたらchris potterのSAX TRIOをリリースしていることを見つけて、ウィッシュリストに入っていたって感じです。
当初は中古を探していたのですが、欲しい感が高まってしまったので新品購入しています。

ということで、メンツは以下の通り
Chris Potter(Ts)、Steve Swallow(B)、Adam Nussbaum(Ds)

曲のタイトルが下掲の通りかなりいい加減ですが、ちゃんと作曲されたかのような曲が並んでいます。
もしかしたら、ちゃんとタイトルのある曲も含まれてるんじゃないかとも思っているのですが..
オリジナル曲に正式なタイトルを入れる前の仮タイトルでのデザインがそのまま印刷にまわっちゃって、そのままSteve Swallowがおもしろがって、正式版にしちゃったんじゃないかと変な勘ぐりまでしたくなります(笑)。

1 Item 1, D.I.T.
2 Item 2, D.I.T.
3 Item 3, D.I.T.
4 Item 4, D.I.T.
5 Item 5, D.I.T.
6 Item 6, D.I.T.
7 Item 7, D.I.T.
8 Item 8, D.I.T.
9 Item 9, D.I.T.

中身ですが、SAX TRIOということで想起されるハードさというものはほとんど感じられず、とっても難易度が低いどちらかというと楽しい演奏が繰り広げられています。
聴いていてヘヴィでないと言う意味での難易度の高さはありませんが、演奏自体はかなりハイレベルで聴き応え度はかなり高いと感じています。
ここでのchris potterはクールな感じと熱さのバランスが絶妙でありながら、素晴らしいソロを繰り広げていて、聴いていてするする体に吸い込まれていくような気持ちよい気分になってきます。
やっぱり、個人的にはmark turnerより好きですかねぇ(笑)
Adam Nussbaumもいい仕事してます。全体を下支えしつつ鼓舞している感じが好感触です。
Steve Swallowは相変わらずのマイペース的な演奏であるにもかかわらず、全体を引き締めているんだろうなぁと思わせる何かを感じさせる。いぶし銀的存在ってのはこういう人のことを言うんだろうなぁの典型と感じます。
chris potterは相変わらずの驚嘆ミュージシャンですが、この3人の連携の素晴らしさがこの盤の価値を高めているに違いありません。

全編フランスでのツアーからのライブ音源のようですが、こういうライブは聴いていて満足度はかなり高いんじゃ
ないかと・・・
あまり、話題になっていない盤だと思いますけど、個人的にはかなり高評価を与えたい。。あ、ライブ盤だから自分の評価が高いってのもあるのかなぁ(^^;;


Steve Swallow "Damaged In Transit" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/1928153)

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