E.J.Strickland "In This Day"

イメージ 1

E.J.Stricklandというと、marcus strickland盤で叩いているdrummerというところが知ったきっかけだったのですが、彼らは双子だったんですね。兄弟だとは思っていたのですが..
たぶん、他の参加作は所有して・・・ココ(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56491169.html)にいました。
それ以外はVincent Herring盤、Ravi Coltrane盤にも参加しているようですが、この辺は所有していないので..。

この盤のメンツですが、結構多くの人がゲストとして参加しています。1stアルバムということでご祝儀参加が多いってことなんですかね。
E.J.Strickland(Ds)、Jaleel Shaw(As)、Marcus Strickland(Ts)、Luis Perdomo(P)、Hans Glawischnig(B)
が基本メンバーで、ゲストとして
Cheray O'Nea(Voice)(track 3,7)、Charenee Wade(Vocal)(track 3)、Tia Fuller(Fl)(track 12)、David Gilmore(G)(track 9,13)、Brandee Younger(Harp)(track 13)、Pedro Martinez(Congas & Djembe)(track 2,5,6,12)、Yosvanny Terry(Ts , chekere & bell)(track 6)

演奏曲は以下の通り、全部originalのようです。
1 Abandoned Discovery
2 Asante
3 Eternal (intro)
4 Eternal
5 Pedrito's Prelude
6 New Beginning's
7 In Faith
8 In This Day
9 Angular Realms
10 Find Myself
11 Wrong Turn
12 Illusions
13 Robin (intro)
14 Robin Fly Away

中身ですが、さすがにdrummerのアルバムなのでdrumが目立っているのは当然ですが、そのdrumのドライブ感疾走感は大変に気持ち良いことこの上なし。
オーディオの項のどこかに書いてあると思いますが「リズムは軽く、ビートは重く。」 という言葉を思い出してしまいました。
だからといって、drumブッ叩きまくりなアルバムになっているわけでもなく、たとえば3,7曲目がVocal(というよりVoice)が入っていまして、これがアルバムをトータルアルバム的な雰囲気にしていますし、アクセント的な役割も担っているんだと思います。
2管のMarcus StricklandとJaleel Shawが、良い意味でライバル感むき出し的に、競り合いつつ、共闘しつつ、刺激し合って良い演奏を繰り広げているのも特筆できるところでありますし、、Luis Perdomoが後ろ過ぎず目立ちすぎず(でも目立つ)の好サポートをしているところも好感触です。

トータル70分強ですが、飽きずに楽しめる内容になっています。

このあとMarcus Strickland盤が、criss cross盤、STRICK MUZIK盤と控えているのですが、("OPEN REEL DECK"がアレだったのでなおさらに)、これらがこの盤にどれだけ肉薄しているかが興味の対象になる。というくらいに、この盤の感触は好ましいものでありました。


E.J.Strickland "In This Day" (http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0028SVV82/)

この記事へのコメント