スガダイロー 独壇場

国立のいつものお店では、月曜日にライブを行っていることがあります。(月、１～２回？)
かなり前から続けているので、やっていることは当然ながら知っていましたが、月曜の夜にライブを聴きに行く気にはなかなかならなくて、今まで、翌日休みを取った一回だけ伺っただけでした。

7/6は、スガダイローさんが登場することは、以前から知っていました。
スガダイローさん自体はＣＤでその凄さを実感していたので、是非とも一度は生で見ておきたいと思っていたので、月曜の夜という高リスクではあったのですが意を決して出かけてきました。

21:00前に到着。開演を待っていたのですが、店内を見回しても本人らしき人がいません。
あれ～？と思っていたら、店内他の場所でも、本人が来ないと、実は焦っていたようです(笑)
約１５分前になって、ゼリー飲料を飲みながらふらふらっと入ってきて、事なきを得ましたが..

ほぼ、時間通りにスタート。
椅子がちょっと低かったようで、雑誌を数冊椅子の上に載せて、演奏スタート。

まず、気になったのがピアノの鳴りっぷりが凄いこと、お店のピアノはお世辞にも良いピアノとは言えないようなシロモノ(失礼)なのでありますが、そのピアノから力強くきれいに響く音が飛び出てきてビックリしちゃいました。

約４５分程度のノンストップ演奏で、綺麗な旋律から、早いフレーズの循環、肘打ちから、激情のフリーと変幻自在の演奏を堪能できました。
特に、知っている旋律が出てくるわけではないのですが、全然飽きずに聴き続けられる素晴らしい演奏でした。
特筆すべきは、その早弾きでした。全然手が見えない。あそこまで手が見えない演奏は過去に記憶がありません。


終了後、スガさんと新譜のジャケ談義をちょっとしました。
新譜"坂本龍馬の拳銃"のジャケットは、有名な坂本龍馬の写真に｢手に拳銃｣を合成していることは、知ってる人は知ってることと思いますが
　あの写真は、使用権を\5,000-で買えるそうです。
　ただし、あの写真だけです。あれ以外の写真はなかなか使用できないそうです。
　なので、次作(今回のが"上"なので、次は"下"が出る。)では、坂本龍馬の写真ジャケではないそうです。
　｢手に拳銃｣の合成写真は、実はクレームが入ったそうです。あまり強烈にではなかったようですが..


終演後、通常お店から食事の提供があるのですが、彼は断っていたのが印象的でした。
即興の演奏を１時間弱しまくった後では、食欲があるような状態ではないとのことです。
だから、直前にゼリー飲料で栄養補給していたってことなんですね..


次回は、7/17に外山さんとのＤＵＯ。その後も、いろいろ彼のライブが予定されているとのことです。