Mads Vinding "Six Hands Three Minds One Heart"

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Mads Vindingのトリオというと、"kingdom"から数作が当時話題になっていました。
しっかり、全部抑えたつもりでいてこの1枚だけ買っていなかったようなので、中古で探し出して購入してきた次第であります。
この盤のあと"In Our Own Sweet Away"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57830341.html)も作っていること、その録音時期が3年に渡っていることから、この3人でのユニットはかなりしっくりきていたことが伺われます。
そのメンツは
Carsten Dahl(P)、Alex Riel(Ds)、Mads Vinding(Bass)

演奏曲は、こんな↓感じで、6曲がオリジナルということになってます。
3、7曲目が"the trio"と言うクレジット(で、この3人の共作)なのですが、この表記はいろいろ誤解を招きそうで好きくありませんねぇ。
1 I Hear A Rhapsody
2 Salme Ved Vejes Ende
3 Kristallen Den Fina
4 Bass Transition
5 Den Bla Anemone
6 AllBLues
7 Trio Interlude
8 Blue In Green
9 Piano Transition
10 Autumn Prelude
11 Autumn Leaves
12 I Can't Get Started

基本的にテーマは、ジャズの範疇としてはほぼ崩していないと言える程度の崩し方で、難易度はそう高くないと思います。
その中で、3者それぞれ手練れに駄することなくじっくりと1曲を料理しているような印象です。
特に3者の1つ1つの音への愛着というか、慈しみ方というのが感じられ、それをじっくり鑑賞するような感じで聴けると非常に沁みる演奏に感じられるんじゃないでしょうか??
この後、継続して活動をしている(んだと思う)のですが、当事者がそうしたいと思うことが判るようなしっくりまとまった演奏になっています。

最近聴いた"Bubbles & Ballads"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57870642.html)より、こっちのほうが個人的には好感触でした。


Mads Vinding "Six Hands Three Minds One Heart"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/814939)

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