Barney Wilen "Osaka Concert"

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Barney Wilenのデッドストック発掘品の発売のようです。
Barney Wilenは、1980年代後半の3作品"La Note Bleue""French Ballads""Wild Dogs of the Ruwenzori"が当時はやった頃に知りましてたしか六本木WAVEまで買いに行ったような記憶があります。

 参考
 "IDAのBARNEY WILEN"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a20783188.html)
 "IDAのBARNEY WILENのスペック"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a20941075.html)

当時ジャズは極々初心者だったのですがその独特の肌触りに魅了されたのでありました。
国内でも、この3枚以降話題になることが多くalfaとかVenusとかからもアルバムが出ていたのですが、個人的にはこの3作品以外は結局買わずに終わってしまいました。
で、HMVでこの盤のデッドストック発掘記事を見て、久々に聴きたくなってこの盤を買ったということなのですが..

メンツは以下の通り。
Barney Wilen(Ts,Ss)、Laurnte De Wilde(P)、Gilles Naturel(B)、Peter Gritz(Ds)

演奏曲は以下の通り。枯葉、パリの空の下、No Problem、五木の子守歌(1993の"TALISMAN"で披露)と、有名曲が並んでいるのは大阪(日本)でのコンサート録音だからなんでしょう。alfa、Venus盤を聴いた聴衆と考えれば、至極まっとうな選曲になるかなぁと思います。
1 Que Reste-T-Il De Nos Amours
2 L'Ame Des Poetes
3 Les Feuilles Mortes
4 Sous Le Ciel De Paris
5 Lullaby Pour Enfant-Talisman
6 No Problem
7 Night In Tunisia

フランス語のMC(Bon soir)からスタートするんですが、もう大阪じゃぁないですね(笑)
Barney Wilenがたっぷり背伸びして格好良く見せようとしているところが感じられるような演奏です。
全然、汗臭い印象はありません。万が一汗をかいていたとしても香水がその臭いを打ち消してしまっているんでしょう。
洋酒(食後だから、ハードなヤツですね。葉巻もありか?)片手に薄暗いジャズクラブで、至福のひとときをゆったり過ごしたくなるような演奏とでも言えば良いんでしょうか。
そう考えると、もうちょっと聴衆がガサガサしているともうちょっと雰囲気が出るんでしょうけど、そこは日本でのコンサートでは期待できませんから(笑)
演奏されている曲も、有名曲がズラッと並んでいまして、ざっと並べると(と、ここで邦題探し)
 1曲目"残されし恋には"2曲目が"詩人の魂"3曲目が"枯葉"4曲目が"パリの空の下"5曲目"五木の子守歌"6曲目"危険な関係のブルース"7曲目"チュニジアの夜"
ぜんぶ邦題にできちゃった(笑)


ディスコ(http://en.wikipedia.org/wiki/Barney_Wilen)を確認したのですが、この盤は1994リリースで日本盤が1990から作られていることになります。
そう考えると、(自分が)聴かなくなってからの演奏だし、自分が魅了された肌触りを感じるなら、もうちょっと近い年代のもの、同じIDAレーベル(私の購入作は全部ここ)のものを選ぶべきだったのか(と言う意味では"Sanctuary"が堅い。)とも思ったのですがこの盤の演奏も充分満足して聴きましたとさ。


Barney Wilen "Osaka Concert" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/421649)

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