平井庸一バンド (20091106)

最近2nd setからの参戦というパターンが多いのですが、まぁそれでもライブを聴きに行ける環境を大切に、少しでも生演奏を楽しめればと思っています。

ということで、木曜日に紹介した新譜をひっさげての平井庸一さんのバンドのライブを見に行ってきました。
たいがい1st setが21:00頃終了なので、その頃を見計らって店に着いたのですが、まだ最後の曲を演奏していたのでエレベータの前でその演奏をしばらく楽しませていただきました。
2nd setは21:45くらいからスタートしました。

メンツは以下の通り。
平井庸一(G)、増田ひろみ(As)、橋爪亮督(Ts)、カイドーユタカ(B)、井谷享志(Ds)

新譜 "MARIONETTE"は2管に2ベースでさらにピアノを加えた7人編成なのですが、なんと(初めて知った)あのお店はライブメンバーは最高5人までと決まっているそうで、1ベース、ピアノ抜きの5人編成でのライブとなっています。

曲は、アルバム(1stと2ndの双方から)に収録されている曲からがほとんど(たしか全部だったと思う)で、新曲とかライブだけの曲というのはたしか無かったと記憶しています。

トリスターノ/コニッツ系の白い演奏が持ち味の彼らなので当然のごとく白い演奏が続くわけで、あまり汗臭い演奏になることはないですし、ハプニング的に丁々発止の大激戦になるようなこともありませんし、予定調和的アレンジの範疇での演奏ではあるのですが、これは聴いてくれなきゃわからないと思いますが、全然冷ややかな演奏にはなっておらず、ほど良い温度感の何とも良い雰囲気の演奏になるわけであります。


アルバムで聴いている範疇では、増田ひろみさんのアルトがバンド全体の肝になっていると感じていたのですが、生で聴くとその感想は概ね間違っていないものの、それでも平井さんが音の根幹をしっかり支えていてこのバンドのリーダーであることをしっかり感じましたし、橋爪さん(遠目では唐沢に似ている?)のテナーもなんだか不思議な魅力がバンドの個性醸成に役立っているのを感じましたし、良いメンツのバンドになっているなぁとつくづく感じました。

ということで、私は終始ニコヤカにライブを楽しんだのであります。
残念ながら、聴衆は10人程度(朱美さんもいましたねぇ)と席に余裕がある状態で、でもアンコールを含めて1時間強の演奏で終了となりました。


やっぱり来て良かったとしみじみ感じつつ、メンバーの皆さんにお礼を言いながら辞去してきたのでありました。
※2nd set開始前にCDの内紙の裏にメンバーのサインをもらってきました(ミーハー)

「先日pit innでトリスターノ派の長老テッド・ブラウンとの共演を果たし」たときの演奏がライブ録音されているようです。
このライブ盤が次のリリースになるようです。
で、この辺で飽きられてるんじゃないかと言うことでこの路線は打ち止めになるとかならないとか。。

この記事へのコメント