Robert Glasper "Double Booked"

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この盤は、前回の新譜試聴会でかかっていたのですが、特にピンときた感じでもなかったのでとはいえ、巷で話題になっていることは知っていたので気にはなっていました。
ある日、中古で見つけたら思わず買ってきてしまいました。
個人的には、初Robert Glasperのはずです。以前の盤もジャケは記憶にあるので気にはしていたようですが購入には至らなかったのでしょう。

メンツは以下のような感じ。
1-6
Chris Dave(Ds)、Vicente Archer(B)、Robert Glasper(P)、
7-12
Robert Glasper(P)、Chris Dave(Ds)、Casey Benjamin(Sax)、Derrick Hodge(B)、
Bilal (Vo,11,12)、Mos Def(Vo,7)、Jahi Sundance(Turntables,12)

演奏曲が以下の通りの12曲。メンツ欄で書いた通り、前半がトリオでの演奏。
前半では、1曲目はイントロで曲ではない。6曲目がモンクの曲で他がオリジナル。
後半は、Experimentと題されたパートでいろんな人の曲を演ってる感じです。

1 Intro
2 No Worries
3 Yes I'm Coungtry (And That's OK)
4 Downtime
5 59 South
6 Think of One
7 4eva
8 Butterfly
9 Festival
10 For You
11 All Matter
12 Open Mind


イントロは、なんかしゃべってますが、何だか良く判りません(笑)。
前半は、ピアノトリオ(Chris Dave、Vicente Archer)の演奏。メンツ紹介が入っているのでライブ収録かもしれません。
けど、ライナーには特にそう言う記載がないので、もしかしたらライブのふりをしているだけかもしれません。
演奏は、サラッと聴いた感じではなかなかにリリカルな演奏で、最近のとんがったジャズというより、ちょっとスムースジャズな香りすら感じさせる判り安い内容(テーマがそう言う感じということですね)と感じます。ソロになるとさすがにしっかりした創造性あふれるフレーズを、3者が次々に繰り出してきて聴き応えは充分なのであります。

後半は、クラブジャズの様相を持った演奏になるのですが、ピアノトリオ作品から続いていて特に違和を感じないのは、自分の嗜好のせいと思っています。
構成が、SAXの出番が少ない感じであることも含めて、前半とあまり変化していないところと、楽器の音色(fender rhodesを多用し出すのと、ベースの音が電気な音になって音量が増す)の変化はありますが、あまり違和感ないんですよね。
楽曲面では、リリカルなテーマから、もう少しとんがったテーマに変化しているのではありますが。。

8曲目で知ってるフレーズが出てきてのけぞります。Herbie HancockのButterfly。思わず、"Flood"を引っ張り出してきて、聴いてしまいました。


とはいえ、無理矢理前半後半のどっちが好きか考えてみると・・・やっぱり前半かなぁと思ってしまうのは...
前作"In My Element"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2530401)も探してみるかと思ってみたり。


ちょっとインテリぶってるジャケットの写真がいろいろ感じさせますが(笑)、大統領も黒人になりましたし、よく判りませんがそういうことでしょう(謎)



Robert Glasper "Double Booked" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3639520)

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