Kurt Rosenwinkel "Reflections"

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現在のギタリストで注目筋筆頭と言っても過言ではないKurt Rosenwinkelの新作がリリースされました。
発売日がブレたり、国内盤と日本盤で収録曲?曲順が違う?ような怪情報が飛び交ったりしましたが、結局は、同じ曲順、曲数と言うことで落ち着いているようです。

メンツは、以下の通りの3人となります。
Kurt Rosenwinkel(G)、Eric Revis(B)、Eric Harland(Ds)

演奏曲は、オリジナル(とは言っても新曲ではない)が1曲で、他はいろいろな人の演奏になっています。
っていうか、standard trioと冠しているくらいだから、逆にオリジナル"East Coast Love Affair"もスタンダードに位置づけたいという心境なのかも知れません。

1 Reflections
2 You Go To My Head
3 Fall
4 East Coast Love Affair
5 Ask Me Now
6 Ana Maria
7 More Than You Know
8 You’ve Changed

演奏ですが、バラード集ということで過激な演奏ということではないので、このメンツを考えるとちょっと物足りないと感じる(主に、先入観として)のは事実でしょう。
とはいえ、普通に聴いてもかなり沁みる演奏になっていますし、しっかり聴けばしっかり応えてくれる強度は持っていますので、満足感はかなり高いです。
pat methenyのトリオ作"Trio 99-00"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/459272)あたりを聴いているときの満足感とかなり近いものがあります。全体の雰囲気もちょっと近い感じがするのは気のせいでしょうか?
しかし、この盤何回聴いても全然飽きないです。この文章書くまでに何回聴いたことでしょう。まだまだ全然飽きてません。

個人的には3曲目と6曲目がかなり気に入っているのですが、この盤の中では疾走感のある2曲だからかもしれません。


今回はバラード集ではありますが、このメンツに対してstandard trioという冠をつけたのですから、今後別の方向性のスタンダードを演奏した作品を出そうという気概を期待したいところであります。
ちょっと前に流行った"New Standard"的な解釈なんかも出てきそうで、今後が楽しみだったりします。


Kurt Rosenwinkel "Reflections"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3680220)

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