Al Foster "Brandyn"
そのとき、数枚紹介いただいて、しっかりリーダー作が存在することを確認いたしました。
その中で、メンツ面でとっても気になった盤を、先日中古で見つけたので購入してきた次第であります。
そのメンツが、以下の通り。最近気になるDavid Kikoskiの1ホーンカルテット、そのお相手がChris Potterとなると尋常ではいられなくなります(笑)
Doug Weissが"LOVE, PEACE AND JAZZ"と変わらないメンツで、フロントの2人が当時の若手という布陣になるんでしょう。
Al Foster(Ds)、David Kikoski(P)、Chris Potter(Ts)、Doug Weiss(B)
演奏曲は以下の通り。1曲目は"LOVE, PEACE AND JAZZ"と同じ。2曲目が"LOVE, PEACE AND JAZZ"の5曲目。5曲目が先日紹介の"Unspoken"の4曲目。6曲目がDavid Kikoskiのトリオ作"Presage"(未聴)の収録曲。最後はWayne Shorterの有名曲。
とどこかで聴いた曲ってのが多く含まれるような構成になります。
1 The chief
2 Brandyn
3 Monk up and down
4 Barney rose
5 Amsterdam blues
6 Hope
7 No title
8 Black Nile
曲がお馴染みで、難易度が低いと演奏に集中できるので、楽しく聴けるので気分はとっても楽です。
これが聴いたことあるけどどこ(どの盤)で聴いたか判らなくて、さらにそれが気になり出すととっても大変なことになるというのは、別の話なので。。(http://d.hatena.ne.jp/doubtwayoflife/20091205の後半の話みたいな)
えーと、編成同じ1ホーンカルテット、曲も似た感じ、リズム隊同一というわけで、約10年の隔たりがありますが(笑)演奏の雰囲気は"LOVE, PEACE AND JAZZ"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54340425.html)と似た感じ。
スタジオでの演奏なので、冷静さを保った中での演奏となりますが(という比較をしたくなるのは"LOVE, PEACE AND JAZZ"を事前に聴いていたからに他なりません)、しっかり聴き応えのある演奏になっています。
David Kikoski、理性を持った中で(ハメをはずさないけど)彼の良さを十全に発揮したような内容で、こりゃ良いなぁと感じさせるクオリティを持った演奏を繰り広げています。
Chris Potter、ブチ切れるような感じにまではイききれていない感じではありますがそれでも彼らしさの出た良い演奏を繰り広げていまして満足度高いです。
ただ、David KikoskiとChris Potterの相性という面では、レギュラーで共演しているSeamus Blakeに軍配を上げたくなるのですが、理由は明確ではありません。聴いていてなんとなくなんですが、Seamus Blakeとのほうがしっくりいってるイメージになります。
全体にライブの熱さある演奏と比較してしまうと。。ってのはありますが、良いアルバムです。当時、話題になっていたのかなぁ..
Al Foster "Brandyn"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/264256)
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