David Kikoski "Combinations"

David KikoskiがSeamus Blakeと共演している盤を探してみつけた盤だったのですが買ってきてよく見たら(買う前に見ろよ＜オレ)、たった２曲でしか参加していませんでした。

ただ、メンツは盤石ですし、前作(1999年)、次作(2006年)の中間に位置する2002年という立ち位置も気になりますしこの盤をしっかり楽しむことにします。

ということでメンツは、ベーシストは知らないですが、以下の通り。
David Kikoski(P)、Boris Kozlov(B)、Jeff 'Tain' Watts(Ds)、Seamus Blake(Ts)

演奏曲は以下の通り。
1 Improvisations: Pt.1 solo / Pt.2 Trio
2 Cecilia
3 Duo, Pt. 1
4 Bass Interlude
5 Tamami
6 Harmonizing Instincts
7 Blues for Us
8 Duo, Pt. 2
9 Trio Improvisation, Pt. 2

１曲目ソロ、トリオ、２曲目カルテット、３曲目デュオと、曲毎に編成を代えることで新鮮みを出す試みと推測します。
曲(といってもImprovisationが多いと思うので)毎の雰囲気は非常に似通っている印象で、ちょっとスロー目の優しい雰囲気を醸し出す演奏が続きます。
推測される上記コンセプトからSeamus Blakeは２曲だけでの参加で、演奏も彼の真骨頂をとらえているとはちょっと言い難いかなぁという感じがします。
それなりに良い演奏はしているのですが..

この盤の特筆はベーシストのBoris Kozlovで、名手に引きずられてというのもあるでしょうが、なかなか気合いの入った演奏をしていると思います。
４曲目にソロ曲を入れてもらっちゃったのは、コンセプト上の必然か、彼の演奏をkikoskiが気に入ったのか、はたまた..
とはいえ、個人的にはちょっと高音基調のソロが鼻につく部分もあったりするのですが..
と言う彼、Romantic Jazz Trio 、Mingus Big Bndなんかに入っているようですが、個人的には接点は・・過去"気に入った"発言してますねぇ(汗)
　Misha Piatigorsky "17 Rooms"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58391071.html)


David Kikoski "Combinations"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/44078)