Jeff Gardner "Second Home"

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この盤は、中古を漁っていてRick Margitzaという名前にひっかかって手に取った盤です。
中古を漁っているとき、たまにRick Margitzaと言う名前にちょっとだけ過剰反応することがあります。

Jeff Gardnerというと" Music Of Chance"とか"Tempo Permettendo"とか年末にアルバムがでたようで店舗の新譜コーナーでも名前を最近見かけています。

メンツは以下の通り、1ホーンカルテット+ギターということになるんでしょう。
Jeff Gardner(P)、Rick Margitza(Ts,Ss)、Riccardo Del Fra(B)、Simon Goubert(Ds)、Nelson Veras(G)
ジャケ上は、ギターを除く4人が並列表記され、その下に"Featuring Nelson Veras"と書かれています。
そのギターは、最後の2曲で参加しているようです。

演奏曲は以下の通り。Jeff Gardnerの曲が4曲。Rick Margitzaの曲が3曲。他の人の曲が1曲という構成のようです。
1 Path
2 August In Paris
3 Twelfth Step
4 Second Home
5 Gypsies
6 Mysterious Eyes
7 Blues For The Front Line
8 Pobre Cega

演奏は4ビート基調のご機嫌な演奏が続きます。曲も陽性なものが多く、陰湿な雰囲気は一切無いと言っても過言ではありません。

さすがにピアノリーダーなので、ピアノが活躍する場面が多い印象です。

お目当てのRick Margitzaですが、"実力以上の"とまではいきませんが、実力相応の良い演奏を繰り広げています。
曲によっては、かなりブレッカー並みにブチ切れなソロを聴かせてくれていますが、そもそもの実力を考えればアベレージかなぁと言わざるを得ないっす。
スペシャルゲストのNelson Verasが最後の2曲で登場しますが、最後の曲(ボサノバ調)では、あまり存在をアピールさせてもらえてなく、いるのかいないのかわからんです。
その分7曲目ではいい感じに目立っているのではありますが、いかんせん登場頻度が少ないのが残念。
予想以上に良いのがテンポが早い曲のときのリズム(ベースとドラム)陣で、曲調とあいまってかなりアグレッシブに責め立ててくれて満足度高いです。

ということで、ベストは7曲目になると思います。テンポ早めでリズム陣活躍。ギターがいい具合にフィーチャされている。全体にテンション高くて満足度高いです。
が、アルバム全体としては良くできたアルバムではありますが、ハードバップの語法から逸脱(冒険、実験)はしていないので、もう一発のインパクトが足りないかなぁという気がしないでも..


Jeff Gardner "Second Home"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1413245)

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