zeketsuma akustik Trio "Lindenbaum Session"
松風さんはライブを見るチャンスも実は頻繁にあるのですが、それも未経験。
と、個人的にはなぜかちょっと縁遠い間柄にあるのですが、この盤は昨年4回目の新譜試聴会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58901863.html)で聴かせてもらって買わねばならぬと思った盤でありました。もしかしたらその前からウィッシュリストに入れてたかも..(汗)
メンツはドラムレスのトリオで以下の3人。ピアノに南博さんが座っているのが個人的にはかなりポイント高いです。
松風鉱一(Sax,Fl)、南博(P)、吉野弘志(B)
2008年10月5日 習志野にあるリンデンバウムというライブハウスでの収録です。
演奏曲は、以下の8曲。全部松風さんのオリジナルです。
1 トラッシュ・フォー・ラッキー7th
2 トゥアリング
3 エイジアン・ウォーク
4 アウトサイド
5 サード・グラウンダー
6 K2
7 イエロー・サンズ
8 ちりめんじゃこの歌
演奏ですが、まずはフルートからスタート。テンポ遅めの曲が並んでいます。テンポ遅めと言っても、癒し系な演奏と言うよりは1音1音入魂になる遅さという感じで、聴き応えは充分であります。
トリオということで各個人が持っている自由度はかなり高いのですが、フリーにはならないところで3者3様にそれぞれがそれぞれのやり方で1つの曲を紡ぎ上げていく、さらに3人が各人の音をしっかり聴いているからこそ醸し出される心地よい緊張感とあいまって、演奏がとても心地よい。
ドラムは入っていないんですがあたかもドラムがいるが如くのスウィング感に圧倒されます。
個人的には、南博さんの挙動が気になってしまいます。トリオとかソロの演奏に較べれば、アグレッシブな感じではありますが、まごうことなき"南さんのピアノであります"な音とフレーズとで個人的にはニコニコしてしまうわけであります。
おそらく南さんの資質として管が入ると少しアグレッシブ度があがるんでしょう。go thereなんか典型的ですね。
拍手はあまり多くないので、聴衆はあまり多くなかったんでしょう。この現場に居合わせた人がうらやましいです。
松風鉱一 "Lindenbaum Session"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3664417)
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