Manuel Valera "Historia"
この盤は、中古漁りをしていてメンツでひっかかった盤です。
そのメンツは以下の通り。Antonio SanchezとSeamus Blakeが気になったことに他なりません。
Manuel Valera(P)、Ben Street(B)、Antonio Sanchez(Ds)、Seamus Blake(Sax)
FSNTから2005年にリリースされた盤で演奏曲は以下の11曲。
6曲がオリジナルで、他はいろいろあるようです。()が作曲者の名前
1 Oeste(plena)
2 Trio #10
3 Adios a Cuba(Ignacio Cervantes)
4 Abril
5 Malecon
6 La Fragua
7 La Felicidad(Pablo Milanes)
8 Proximo
9 Dos Gardenias(Isolina Carrillo)
10 Amapola
11 La Historia De Las Silas(Silvio Rodriguez)
お目当ての1人のSeamus Blakeは、1、6曲目の2曲だけで参加でした。全部参加でないのはちょいと残念。
他の曲はトリオの演奏になっていて、そのトリオで演奏されるのはウォームだったりウェットだったりな楽曲が多いです。
Antonio Sanchezが参加しているのに、スピード感を感じられる演奏が少ないのは、彼の魅力を出し切っていない
んじゃないか?と感じる部分も..。
ということで、ちょっと肩透かしを喰らった感のある出だしてはありますが..。
2曲目、途中速度が早くなったところでManuel Valeraの右手が異様になめらかに動くのに驚嘆します。
キューバ出身のピアニストらしいので、Michel Camiroらラテンジャズの伝統をしっかり受け継いだ早弾き(といってもガツガツ系ではなく、いたって"なめらか")対応可能な逸材と言うことなのかも知れません。
Seamus Blake参加の2曲は、テンポ早めの勢いのある楽曲なのですが、それに合わせて彼の気合いがしっかり感じられて、実はかなり好感触。特に6曲目が個人的には好きです。この盤の個人的ベストはこの曲です。
トリオで演奏される曲は綺麗な旋律が特徴的なしっとりとした演奏が多いイメージです。
なのでAntonio Sanchezにしては珍しく大半の部分で抑制の利いたドラムを奏でていまして、シンバルの音が印象的に響きます。
つまるところ、この盤はAntonio Sanchezが入って演奏のクオリティはかなり上がったんだと思います。
音もなかなか重厚に録れていて、軽々しい感じがしないのも好感触。
トリオの部分のウォームだったりウェットだったりな雰囲気を、ピアノのラテンなタッチとドラムのうまさで堪能できれば、かなり聴き応えのあるアルバムと感じられると思います。
少し大きな音で聴くのが幸運への近道なんじゃないかと..
Manuel Valera "Historia"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1474720)
そのメンツは以下の通り。Antonio SanchezとSeamus Blakeが気になったことに他なりません。
Manuel Valera(P)、Ben Street(B)、Antonio Sanchez(Ds)、Seamus Blake(Sax)
FSNTから2005年にリリースされた盤で演奏曲は以下の11曲。
6曲がオリジナルで、他はいろいろあるようです。()が作曲者の名前
1 Oeste(plena)
2 Trio #10
3 Adios a Cuba(Ignacio Cervantes)
4 Abril
5 Malecon
6 La Fragua
7 La Felicidad(Pablo Milanes)
8 Proximo
9 Dos Gardenias(Isolina Carrillo)
10 Amapola
11 La Historia De Las Silas(Silvio Rodriguez)
お目当ての1人のSeamus Blakeは、1、6曲目の2曲だけで参加でした。全部参加でないのはちょいと残念。
他の曲はトリオの演奏になっていて、そのトリオで演奏されるのはウォームだったりウェットだったりな楽曲が多いです。
Antonio Sanchezが参加しているのに、スピード感を感じられる演奏が少ないのは、彼の魅力を出し切っていない
んじゃないか?と感じる部分も..。
ということで、ちょっと肩透かしを喰らった感のある出だしてはありますが..。
2曲目、途中速度が早くなったところでManuel Valeraの右手が異様になめらかに動くのに驚嘆します。
キューバ出身のピアニストらしいので、Michel Camiroらラテンジャズの伝統をしっかり受け継いだ早弾き(といってもガツガツ系ではなく、いたって"なめらか")対応可能な逸材と言うことなのかも知れません。
Seamus Blake参加の2曲は、テンポ早めの勢いのある楽曲なのですが、それに合わせて彼の気合いがしっかり感じられて、実はかなり好感触。特に6曲目が個人的には好きです。この盤の個人的ベストはこの曲です。
トリオで演奏される曲は綺麗な旋律が特徴的なしっとりとした演奏が多いイメージです。
なのでAntonio Sanchezにしては珍しく大半の部分で抑制の利いたドラムを奏でていまして、シンバルの音が印象的に響きます。
つまるところ、この盤はAntonio Sanchezが入って演奏のクオリティはかなり上がったんだと思います。
音もなかなか重厚に録れていて、軽々しい感じがしないのも好感触。
トリオの部分のウォームだったりウェットだったりな雰囲気を、ピアノのラテンなタッチとドラムのうまさで堪能できれば、かなり聴き応えのあるアルバムと感じられると思います。
少し大きな音で聴くのが幸運への近道なんじゃないかと..
Manuel Valera "Historia"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1474720)
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