Stefano Di Battista / Danilo Rea / Dario Rosciglione / Roberto Gatto "La Musica Di Noi"

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Stefano Di Battistaの新作は、4人並列明記の作品となります。
Stefano Di Battistaというと、初期の印象が強烈でその後のちょっと..な状況でも懲りずに追い続けている人は相当数の人数になるんじゃないかと思います。
前作"trouble shootin"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a50444831.html)でだいぶ、以前の勢いを取り戻してきている感じがありましたが、もう一歩の熱さ、ぶち切れを期待したいところといった感じであります。

メンツは以下の通り。イタリア系(それ以外もたいがいそうだが)はあまりしっかり人の確認してないので、他の人はよくわかりません。
Stefano Di Battista(As,Ss)、Danilo Rea(P)、Dario Rosciglione(B)、Roberto Gatto(Ds)

演奏曲は、以下の10曲。
1 Parlami d'amore Mariu'
2 Una carezza in un pugno
3 La passerella di otto e mezzo
4 Citta' vuota
5 Father and Son
6 Don't Stand So Close to Me
7 I'm Easy
8 Video Killed the Radio Star
9 Jealous Guy
10 2025

前半、smooth jazzと言っても過言でないような平易な優しい気分にさせるような楽曲が並んでいまして(懐疑的な)ムムム感を感じるのでありますが、Stefano Di Battistaというと、初期の強烈な印象を追い求めているが故の感想でありまして、普通に聴いていればなかなかに良い演奏が聴けるのであります。
が、6曲目でアグレッシブな演奏が出てきて、これを聴いてしまうとやっぱり彼にはコレを期待したいと思ってしまうのはしかたのないことなんでしょうか..。
こういう演奏の比率を上げてアルバム作ってくれたらウハウハなんですけどねぇ..。

途中トリオ演奏なんかが混じったりしていろいろ趣向を変えてはいますが、全体的にはおおらかな雰囲気を持った楽曲が多く、気分を優しく保って聴いていられるアルバムと言えるでしょう。

Stefano Di Battistaなんだかんだいってうまいです。うまさはしっかり感じられます。
期待が、ガッツある荒々しい演奏のほうにいっちゃってるので物足りなさは感じるものの、元来のうまさは格別なものがあり、ガツガツしないところでの演奏について評価してもらえると、彼としては幸せになるんでしょうに。。初期の印象が強すぎるのが彼の最大の問題になってしまってるんですかね..
語尾が中東しているのがちょっと・・・だったりもするのですが..。

何度か聴いてて、イメージとしてナベサダを聴いているような感じというと判りやすい?なんて感じました。
個人的には、ナベサダ(は個人的に相性悪いので、彼)より全然聴き応えあるのですが、個人の嗜好以外のなにものでもないので、念のため。


Stefano Di Battista / Danilo Rea / Dario Rosciglione / Roberto Gatto "La Musica Di Noi"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3771287)

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