渋さ知らズ "渋夜旅"

イメージ 1

渋さ知らズを買うのは"巴里渋舞曲"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a55867783.html)以来となります。
この間に"渋栗"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3552443)と言うのが出ていますが、なぜかスルーしています。

メンツは多すぎなのは自明なので割愛。

演奏曲は以下の通り。スタジオ録音作ということで、セオリー通り新曲だらけの布陣となっています。
なんとなく、"渋さ"というと、お馴染みの曲のオンパレードというイメージがあるので、ちょっと新鮮な感じがします。

1 ドラゴ
2 権太アジール
3 水の中の虹虫
4 漂海鷂魚(ひょえい)
5 島舞踏
6 渡
7 浮渋
8 ア・デイ・イン・ザ・ライヴ
9 浮渋エピローグ
10 権太チョッパー、パート1

ここでも、前作同様Violin、Guitorといった弦楽器の音が印象的に響いていることに気づくのですが、これは"渋さが管楽器のバンドだ"という刷り込みを持っているからなのかもしれません。

個人的には"渋さ"も音楽としてはそろそろ伝統芸能の域に達したかなという感じがありまして、(個人的には)ほとんど金太郎飴な状態になっている感じで、(個人的には)この盤も前作と入れ替えても違和感ないというか、(個人的には)あまり進化進展を感じさせるものではありません。
ただ、ライブは相変わらずの盛り上がりを魅せているのは"昨年のパワージャズ"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58733910.html)でしっかり確認しました。
(フリージャズで踊るムーブメントというのを廃らせちゃいけないと、何となく感じています。)
また、中心メンバー以外は結構リフレッシュをしているので、新人(若手)の登竜門 あるいは中央線ジャズへの引導手渡し所、あるいは学校としても機能しているんじゃないかと推測できます。

ということで、この盤はいつもの(カッコ付き)「渋さ知らズ」な音楽は健在であり、それを目的に買っている分には期待を裏切れれることはないのでありました。
さらに、渋さの存在意義についてあらためて考えしっかり納得できたのでよかったかな?なんて思っております。

ただ、次作は買わないんじゃないかなぁ..。


渋さ知らズ "渋夜旅" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3759711)

この記事へのコメント