Jason Lindner "1,2,3,ETC"

イメージ 1

先日、同じメンツのGiulia Valleがリーダーになっている"Enchanted House"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59504704.html)の紹介をしましたが、これを入手した数週間後に、別のお店で、こちらの盤を見つけて思わず買ってしまいました。
FSNTの日本語版カタログでも、こっちの盤が人気ものであることは書かれていたので、どれほど違いがあるものか気になっていたのは事実であります。

ということで、メンツは同じの下記3人となります。
Jason Lindner(P)、Giulia Valle(B)、Marc Ayza(Ds)

演奏曲は下記8曲。メンバーオリジナルが2曲。他は、Mccoy Tyner,Stevie Wonderなどを取り上げています。
1 Contra Tas Piedras
2 Aisha
3 Pensativa
4 Don't Worry 'Bout A Thing
5 Walzette
6 Brilliant Corners
7 Bolero de...
8 The End Of A Love Affiar


1曲目、ちょっとだけフラメンコな雰囲気を持ったダークめな曲調でありながらメロディは哀愁を感じる。あぁ日本人好きそうな旋律(^^)
と感じて、こりゃ人気盤になりますな(笑)と
2曲目以降もちょっと翳りを感じさせたり、ラテン調だったりする曲調が多く、それでいて"Enchanted House"では多かった実験的な曲はほぼ皆無で、聴きやすいアルバムではあると思います。
演奏面でも、特に凡庸とか一本調子とかそういう感じはなく、それぞれに抑揚のあるツボを抑えた演奏で、気合い充分ってほどでもないんでしょうが、かなり丁寧に作り上げている印象です。
Jason Lindnerが生ピとエレピを、半々くらいで使い分けているのですが、特に違和感無く共存しているのは、曲調に合った選択をしているからなんでしょうね。

6曲目でBrilliant Cornersを演奏しているのですが、最近この曲を演ってくれてる人少ないので久々に新鮮に聴かせていただきました。演奏もほぼ原曲通りで、違和感無く楽しむことが出来ます。ちなみにこの曲はエレピ。

個人的ベストは、ワルツな5曲目か、疾走感のある8曲目ですかねぇ。


Jason Lindner "1,2,3,ETC"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/42417)

この記事へのコメント