Neal Smith "Live at Smalls"

この盤はドラムがリーダーですが、メンツがなかなか強力で、特にフロント(SAX、G、P)は、泣く子が黙ってもおかしくない陣容です。
というメンツは以下の通り。
Eric Alexander(Ts)、Steve Wilson(As)、Mark Whitfield(G)、Mulgrew Miller(P)、Dezron Douglas(B)、Neal Smith(Ds)
この盤も基本、ばりばりのハードバップ集です。
1曲目、ちょっと早いテンポの曲なんですが、ピアノのソロで指が全然追いついてないで???な感じを受けたのですが、
2曲目以降、若干(1曲目より)テンポが遅い曲ではありますが、急に指が動き出したようで、ご機嫌なソロを繰り広げています。
後半2曲が1曲目に負けない早めのテンポですがここでは良いソロになってますねぇ。と、最初に聴いたときはピアノの挙動に耳がへばりついてしまいました。
2回目以降、多少冷静になって聴けましたが、それでも2曲目以降のピアノは良いソロしてるなぁと感じ入ってしまってこれが一番印象的。
次に良いなぁと思ったのがMark Whitfieldのギター。この人も、まともに聴いた記憶が皆無なのでありますが、特に3曲目("WHAT A FRIEND WE HAVE IN JESUS"有名な賛美歌です。)の延々と続くソロは、背筋ゾゾーッもんでありました。
ドラム、ベースのリズム陣が地味だけど堅実的なサポートをしているのも、好印象です。
3,4曲目は管が登場せず。他の曲はギターが登場せずなので、ライブ収録が2009/8/23,24の2日間と書かれているので、どちらかが管の日で、どちらかがギターの日だったんでしょう。
であるにも関わらずフロント2管はあまり印象的になっていないのはなんででしょうね(笑)
個人的に過去Eric Alexanderってまるっきりまともに聴いていないのですが、あまり好きなタイプじゃないと感じたのは間違いないです。
とはいえ、最後の曲での両名のソロは火を吹いてましたけど..
ということで、全体には"Planet Jazz"同様の"ど"ハードバップでした。smallsってこういうライブハウスだったということなんでしょう(笑)
演奏曲は、下記7曲。3曲目が前述の通り。7曲目がJohnny Griffinってくらいが特記事項でしょうか..。
1 THE CUP BEARERS
2 JUNIOR
3 WHAT A FRIEND WE HAVE IN JESUS
4 WITH MALICE TOWARDS NOSE
5 A PORTRAIT OF YOU
6 STEW PEAS
7 FIFTY-SIX
Neal Smith "live at smalls"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3835421)
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