Ethan Iverson "Live at Smalls"

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"live at smalls"シリーズの第2弾がリリースされています。個人的にはフライング入手(?)しましたが、紹介がこの時期になるなら、あまり早く入手した意味がないとも言えるかも知れませんが、まぁ良いんじゃないでしょうか(笑)

この盤はEthan Iverson(一時期話題をさらった"Bad Plus"のピアニスト)のトリオ作です。ドラムに御大Albert Heathが座っているのが特筆事項でしょう。
Ethan Iverson(P)、Ben Street(B)、Albert Tootie Heath(Ds)


演奏曲は以下の通り、Lester Youngから始まって、Bud Powell, Jackie Mcleanを挟んでGershwinで終了するという布陣です。
全部、往年のジャズ面オリジナルのようで、10分以下(5分前後)の曲がずらずら並んでいる印象です。
1 POUND CAKE
2 GOOD BAIT
3 ALL THE THINGS YOU ARE
4 LAURA
5 DANCE OF THE INFIDELS
6 OUT OF NOWHERE
7 LITTLE MELONAE
8 A FLOWER IS A LOVESOME THING
9 CONFIRMATION
10 CHELSEA BRIDGE
11 OH,LADY BE GOOD

演奏ですが、Ethan Iversonの左の単音攻めが印象的で、まるでThelonious Monkを聴いているかのようなとつとつとした演奏が印象的です。
"Bad Plus"のピアニストという刷り込みのEthan Iversonのトリオだと思って、smallsへライブを聴きに行った人だとちょっと肩透かしを喰らったような感じだったんじゃないかと感じます。

前述の通り、音数があまり多いような演奏ではないので、ライブの盛り上がりという状況にはなりにくく、聴衆が演奏に集中しているような雰囲気もあまり感じられませんし、あまり拍手が多い感じでもありません。
特に緊張感溢れる温度感の低い演奏というわけでも逆にライブの熱気に包まれた熱い演奏という感じでもなく、この良さを享受するにはかなりな集中力を要する気がするので、正直な反応なのかなぁとも感じれれます。

ただ、CDで聴いている分には、「"Bad Plus"のピアニストという刷り込みのEthan Iversonのトリオ」という先入観さえ払拭できれば、ライブで聴いているよりも、集中力は持てるし維持できることも含めて、そこにはぐっと引き込まれるような演奏が満載なんですけどね。

ベースとドラムは実に堅実なバッキングをしているという印象で、特に際立った演奏というイメージではないのですが、それでもリズムだけ聴いていても聴き続けられるような魅力は持っていると思います。

全体として"とつとつとした演奏"であることは間違いなく、一言で言えば"渋い演奏"ということになると思うのですが、それでも思わず耳をそばだでたくなる聴きどころを多く持った演奏であると感じています。


Ethan Iverson "Live At Smalls" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3835423)

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