Keith Jarrett / Charlie Haden "Jasmine"

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抱き合わせの関係で、リリースから遅れに遅れて到着しました。
この辺のメジャー盤は入荷が遅れても途中で途切れて、入荷が滞ることはありませんので、安心して待っていられます。
内容的にもおおざっぱには想像できそうなので、すぐ聴きたい今聴きたいなんとしても聴きたいと言うような事態にもならないですし。。

ということで、Charlie Hadenの14枚目?のDUO盤となります。今回のお相手はKeith Jarrettです。
Keith Jarrett(P)、Charlie Haden(B)

1 For All We Know
2 Where Can I Go Without You
3 No Moon At All
4 One Day I'll Fly Away
5 Intro~ I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life
6 Body And Soul
7 Goodbye
8 Don't Ever Leave Me

Keith Jarrettの久々のスタジオ録音であり、久々のトリオでない録音であり、久々にJack Dejohnette、Gary Peacoc以外の人との録音でありながら、Charlie Hadenにとってはお得意のDUOの演奏となっています。

一聴、しっかりとしたCharlie HadenのDUOの音世界の範疇であることが聴き取れます。
穏やかでたゆたうような演奏で、ゆっくりとしたテンポの曲を次々と繰り出していくのは、おおかたのCharlie HadenのDUO盤と同じコンセプトであることははっきりしています。
が、双方が双方の良さをしっかり表出し、自己主張をしっかりしていながら一体感もしっかり醸し出しているという、さすが当代の名手2人による演奏であり、平伏低頭しかないような内容であることも間違いありません。

おそらくCharlie Hadenからのラブコールはずっと昔からあって、Keith Jarrettがここに来てそのラブコールに応えたってことなんだと思います。
Keith Jarrettがピアノトリオフォーマット以外でのスタンダードの表現を欲した。あるいは、表現方法を変えたい曲が出てきたとか、そういう理由かなぁと感じています。
なので、演奏の基本コンセプトは、Charlie Hadenが持っていたものを踏襲しているが、選曲等イニシアチブはKeith Jarrettが持っていたんじゃないかと推測しています。

Charlie Haden的には、今後も同様にいろいろな人とDUO作を作り続けるんでしょう。きっとライフワークでしょうから..。
Keith Jarrett的には、スタンダードの表現手段についてトリオという足枷をはずしたと解釈します。久々に管入りのKJバンドが見れる日は近い!?


Keith Jarrett / Charlie Haden "Jasmine"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3798531)

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