TaucherWendtThier-Trio "TaucherWendtThier-Trio"
発売から、相応時期経過しているので、中古探しという手もあったのですが、価格が安かったのもあって、抱き合わせの1枚とさせてもらいました。
オーストリア人のギタートリオで、なによりドラムが凄いという前評判です。
メンツは以下の通り
Peter Taucher(G)、Christian Wendt(B)、Aaron Thier(Ds)
演奏曲は以下の通り。7曲目まではTaucherの曲。最後は3人名義のようです。
1 Gecko
2 Hastig
3 Muzungu
4 Woka
5 Fauka
6 Lux
7 Flau
8 Frei
これは、いわゆる超速テクニック演奏集というジャンルのアルバムで良いと思います。
1曲目こそあまり高速でないまま4分くらい過ぎ去りますが、途中だんだん早くなってきてウワウワーッと盛り上がって一気に終了と、まぁ凄い展開。
その後も、速度は早めの曲がずらずらと飛び出てきて、痛快無比な演奏を繰り広げています。
naryさんが書いている通り、聴きどころの大きな1つはドラムであることは間違いありません。
個人的には、いくらテクニック面で凄くてもあまり軽いと、ちょっと..になるんですが、この人はそんなに軽い印象がなく、要所要所での全体を煽っているブッ叩きは痛快であります。
3者とも、相当なテクニシャンでテクニック勝負を仕掛けていることは疑う余地はありません。
ギターも、縦横無尽にソロを繰り広げている印象。ベースソロのバッキングなんかも小気味良くキメてくれています。
ベースも、高音基調なところは、曲調からある程度仕方ないところではあると思いますが、前2者に負けない露出度でごっつい演奏を繰り広げています。
と、一気呵成に高速で走り抜けるアルバムのように書いていますが、3曲目はそんなに高速でないし、6曲目もなかなかスローな演奏を演っていたりと、しっかり緩急使い分けはされています。が、結構かっちりしてる印象ですが..。
ということで、個人的にはこの手のギタートリオではもうちょっとだけ緩い演奏が好みなので、1枚聴くと結構お腹一杯になるのは事実でありますが、それでも聴いていて聴き応えあるし、すんごいアルバムだとしっかり感じます。
でもって、気持ちW.K.臭が感じられる5曲目がベストかなぁと感じています。
TaucherWendtThier-Trio "TaucherWendtThier-Trio" (http://www.hmv.co.jp/product/detail/3787864)
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