Celso Fonseca "Voz E Violao"

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先日、Vinicius Cantuariaの新譜を買ってないということを自覚した前後に、他のアルバムを漁っていたらCelso Fonsecaの新譜までも買っていないことを見つけてしまって、購入先とか、抱き合わせとか、いろいろ悩んでいたのですが、8月中に聴くべきでしょうということで、強引に購入に至ったと言う感じであります。

タイトルが、"声とギター"ということで、あの名盤(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3792478)と同じとなっています。
ようするにソロ作であるということでありますね。ただしこちらはライブ収録作品となっています。

演奏曲は下記14曲。HMVでは書いてありませんが、最後にオハコが入っています。

1 Tempo Rei
2 Mais um na Multidao
3 Caso Serio
4 Beleza Rara
5 Quando Te VI
6 The Fool On the Hill
7 Olha
8 Tudo Bem
9 Ela E Carioca
10 Conquista
11 He More I See You
12 Adeus Batucada
13 Febre
14 Slow Motion Bossa Nova

拍手からのスタートで、ライブ会場でちょっと姿勢を正して演奏を楽しむ体制を整える気分になれるのが◎です。

演奏曲は前半というか最後の2曲を除いて全部がカバー曲を主体にしていること、最近のアルバムでは早めのテンポの曲が多かったのが、ここではスローな曲を主体にしているところでボサノバのおいしいところを本人の魅力でしっかり聴かせてくれているところが好感触です。

ギターと、エフェクト装置、リズムを刻める装置を駆使した演奏で、多少エフェクトがくどいかな?と感じる部分とか、過剰(7曲目とか、歪み音にしか気負えない音とかスクラッチ音かと見紛うような音があったり)じゃない?と感じる部分があるのが興ざめだったりする部分もありますが、全体としてはまぁまぁ許せる範疇ではありますかね。

最後のCelso Fonsecaのオリジナル2曲も冒頭テープによるイントロが(多少籠もり気味の音で)入っていて、ここも個人的には正直ちょっと興ざめ。
せっかく"声とギター"というタイトルをつけたんだから、そういうエフェクトとかテープとかの類を全部取り払って、本当に声とギターだけで勝負してくれたらどれだけ良かっただろうとちょいと残念に感じでしまうのは私だけでしょうか..
本人のなかで、ソロギター1本だけという状況に飽きがあるのかもしれませんね。


Celso Fonseca "Voz E Violao"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3758869)

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