Matt Penman "Unquiet"
Matt Penmanの2002年のFSNTからのリーダー作です。
メンツは以下の通り、今となっては泣く子も黙ると言いたくなるような面々です。
Aaron Goldberg(P)、Chris Cheek(Sax)、Kurt Rosenwinkel(G)、Matt Penman(B)、Jeff Ballard(Ds)
で、今の自分の興味の対象の筆頭にいるAaron GoldbergにKurt Rosenwinkelの参加を見つけて思わず買い込んできた次第であります。
というか、FSNTカタログ本を眺めていて、このジャケは頭に残っていたので、見つけた瞬間ピピッときたのも事実であります。
曲は以下の通り。全部オリジナルのようです。
1 Up and Over
2 Treehugger
3 Keepsake
4 Unquiet
5 In Piece
6 Wanton Ways
7 Sense of Stealth
8 Desert Storm
演奏ですが、基本的に現代ジャズの王道を行ってるような演奏で、4ビート、8ビート基調の変拍子を多少織り交ぜたながら、それでもとても耳馴染みの良い楽曲が多く収録されています。
ということで、普通に全体を楽しんでいても(この手の音楽に違和がなければ)充分楽しめる内容でありますが、そこは(今見ると)泣く子も黙る名手がずらずらっと並んでいるわけでありまして、個別に演奏を注視しても当然とっても楽しめるわけであります。
リーダーのMatt Penmanのベースは、良く跳ねるベース演奏でありながら、しっかり低音域で踏ん張っているのが好印象。たいがい高い音を出したがるものですが、しっかりベースとしての仕事をまっとうしながら堅実でない(=とっても聴き甲斐のある)演奏を楽しませてくれます。
Aaron Goldbergのピアノ。ここではエレピ率が高いのですが、Kurt Rosenwinkelのギター(これがまた素晴らしい)と相乗効果的な音の重なり合いが印象的で、この構成をフィーチャしたバンドってあり方もあったんじゃないか?と思わせるものがあります。
Kurt Rosenwinkelのギター。いつもの音色でいつもの痺れるソロを演ってくれれば、私は満足です。
この盤も、しっかりたっぷり満足させてくれました。
Chris Cheekは、RUDDERの2作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58969939.html)(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59143101.html)でしか聴いたことがなかったのですが、リーダー作は"ちょっと.."という前評判も聞き及んでいるのですが、(そう言う意味ではサイドで参加している)ここでは程良く太く、程良く 全体にマッチした良い演奏してると思います。
リーダー作はきっと、もっと頭でっかちになっちゃってるんでしょうね。
でもって、Jeff Ballardが全体をしっかり締め上げてタイトな演奏という一貫性を構築しているんじゃないかと勘ぐっております。
FSNTカタログ本にも、ジャケ見て買うのを躊躇しちゃダメよ。なんてコメントがありましたが、まさにその通りで、ジャケ見ずメンツだけ見てしっかり買いを決めるべきアルバムであることを保障いたします。
ベストは6曲目ですかねぇ。ソロ回し部分の各人のとっても想像力豊かにのびのびとした演奏が好感触であります。
Matt Penman "Unquiet"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/663295)
メンツは以下の通り、今となっては泣く子も黙ると言いたくなるような面々です。
Aaron Goldberg(P)、Chris Cheek(Sax)、Kurt Rosenwinkel(G)、Matt Penman(B)、Jeff Ballard(Ds)
で、今の自分の興味の対象の筆頭にいるAaron GoldbergにKurt Rosenwinkelの参加を見つけて思わず買い込んできた次第であります。
というか、FSNTカタログ本を眺めていて、このジャケは頭に残っていたので、見つけた瞬間ピピッときたのも事実であります。
曲は以下の通り。全部オリジナルのようです。
1 Up and Over
2 Treehugger
3 Keepsake
4 Unquiet
5 In Piece
6 Wanton Ways
7 Sense of Stealth
8 Desert Storm
演奏ですが、基本的に現代ジャズの王道を行ってるような演奏で、4ビート、8ビート基調の変拍子を多少織り交ぜたながら、それでもとても耳馴染みの良い楽曲が多く収録されています。
ということで、普通に全体を楽しんでいても(この手の音楽に違和がなければ)充分楽しめる内容でありますが、そこは(今見ると)泣く子も黙る名手がずらずらっと並んでいるわけでありまして、個別に演奏を注視しても当然とっても楽しめるわけであります。
リーダーのMatt Penmanのベースは、良く跳ねるベース演奏でありながら、しっかり低音域で踏ん張っているのが好印象。たいがい高い音を出したがるものですが、しっかりベースとしての仕事をまっとうしながら堅実でない(=とっても聴き甲斐のある)演奏を楽しませてくれます。
Aaron Goldbergのピアノ。ここではエレピ率が高いのですが、Kurt Rosenwinkelのギター(これがまた素晴らしい)と相乗効果的な音の重なり合いが印象的で、この構成をフィーチャしたバンドってあり方もあったんじゃないか?と思わせるものがあります。
Kurt Rosenwinkelのギター。いつもの音色でいつもの痺れるソロを演ってくれれば、私は満足です。
この盤も、しっかりたっぷり満足させてくれました。
Chris Cheekは、RUDDERの2作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58969939.html)(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59143101.html)でしか聴いたことがなかったのですが、リーダー作は"ちょっと.."という前評判も聞き及んでいるのですが、(そう言う意味ではサイドで参加している)ここでは程良く太く、程良く 全体にマッチした良い演奏してると思います。
リーダー作はきっと、もっと頭でっかちになっちゃってるんでしょうね。
でもって、Jeff Ballardが全体をしっかり締め上げてタイトな演奏という一貫性を構築しているんじゃないかと勘ぐっております。
FSNTカタログ本にも、ジャケ見て買うのを躊躇しちゃダメよ。なんてコメントがありましたが、まさにその通りで、ジャケ見ずメンツだけ見てしっかり買いを決めるべきアルバムであることを保障いたします。
ベストは6曲目ですかねぇ。ソロ回し部分の各人のとっても想像力豊かにのびのびとした演奏が好感触であります。
Matt Penman "Unquiet"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/663295)
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