Enrico Pieranunzi Latin Jazz Quintet "Live At Birdland"

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2008年11月1日 NYのBirdlandでのライブ収録です。

Enrico Pieranunzi自体、あまりしっかりフォローしているわけではないのですが、前作"Dream Dance"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58068132.html)でぶっ飛んだ身としては、それだけで買いを決めてもいいところ、今回のリズム隊を見て見過ごしては行けないと心境の強固な変化があったわけであります。
その強烈なメンツは以下の通り。そう考えるとフロントに2管の名前を知らないところが..
Enrico Pieranunzi(P)、Diego Urcola(Tp)、Yosvany Terry(As,Ss)、John Patitucci(B)、Antonio Sanchez(Ds)

Diego Urcolaはリーダー作は2枚。Avishai Cohen(B)盤に多く入っていた人ですねぇ。聴いてたってことですねぇ..orz
Yosvany Terryはリーダー作1枚。やっぱりAvishai Cohen(B)盤のいくつかに参加しているみたいです。 全然名前覚えてない..

え~と、演奏曲ですが2-7の6曲がEnrico Pieranunziのオリジナルで、1曲目がGianni Valentiの司会です。
1 Talk
2 Danza 2
3 Choro Del Infinito Hombre
4 Rosa Del Mare
5 Danza Nueva
6 Miradas
7 Tierra Nativa

ラテンジャズクインテットということで、楽曲はラテンテイストを持った楽曲を取り上げていますが、往年の名曲というわけではなく、Enrico Pieranunziのオリジナルだらけでの構成となっています。
聴いていると、たしかに全体のある部分はそれっぽい感じにはなっているが、別のある部分はあまりラテン感を感じないというような感じを受けています。

主役は、Enrico Pieranunziなのはリーダーとして当然なのでしょうが、ここぞというソロがHerbie Hancockばりのアウトなフレーズをかましてきたり、ガンガンに弾き倒すさまに圧倒されたりと、ここにきて相当にノリにのっているんだろうなと感じさせます。スゲェスゲェ、聴いてて熱くなります。

リズム隊が強力なので、ラテンのノリの良いリズムに重厚感を加えて、かなり聴き応えを感じさせる贅沢な下支えを担っています。
さらに、John Patitucciの出番はそう多くないソロが、ここぞというときにJohn Patitucciです!!と高音ソロを繰り広げるところが、(多いと食傷するが)"うはは"なんて感じたりして(好感触)..。

フロント2管もしっかり頑張っているのは感じられますが、この盤はEnrico Pieranunziの活躍が輝きすぎていて、管のソロはちょっと落ち着く場面と感じでしまうところがあります。
まぁ、しかたないところなんでしょう。

ベストは、最後のサンバ調の楽曲ですかねぇ。このライブのまとめを演っている感じとノリの良さにウハウハであります。


Enrico Pieranunzi Latin Jazz Quintet "Live At Birdland"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3879640)

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