Antonio Sanchez "Live In New York At Jazz Standard"

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>次作は、是非アグレッシブの権化のようなアルバムを期待したいところです。
と前作の最後に記しましたが、完全に期待に応えてくれたアルバムが登場しました。
Antonio Sanchezの新譜です。前作が2007年のようなので約3年ぶりということになるようです。

1回、注文したのが強制キャンセルくらったため、抱き合わせの関係で入手が少し遅くなっていました。
と言うことで、既に巷での評判の凄さは知っている状況での聴取となりました。

メンツは、ピアノレス2管のカルテットという構成です。
Antonio Sanchez(Ds)、Scott Colley(B)、Miguel Zenon(As)、David Sanchez(Ts)

演奏曲は以下の通り、2枚に4曲ずつ収録です。Antonio Sanchezが5曲、、Miguel Zenonが1曲、David Sanchezが1曲、で"H & H"はPat Methenyです。
Disk 1
1 Greedy Silence
2 H and H
3 Ballade
4 Revelation

Disk 2
1 It will be better
2 Did you get it
3 The Forgottoen Ones
4 Challenge within

前評判は聞いて(読んで)いましたが、想像してた以上に凄いアルバムですね。
これ、やべぇ、やばすぎる。
1曲も長い上に、2枚組と凄い長丁場のアルバムなのですが、うはうはドキドキしながら聴いていたらあっという間に終わってしまう。
何度聴いても、いつでも同じ状況。時間的制約でどこか途中だけ聴いてても一気に興奮のるつぼに誘ってくれます。

Antonio SanchezとScott Colleyのリズム隊の自己主張が強く、露出度が高く、でも音楽性を重視した一体感のある熱い演奏で全体をまとめあげているのが、1つのききどころ。とっても気持ちよいです。
Scott Colleyのベースが低く響くところは、良く音を拾っているなと、録音を褒めたいところ。でもこれが気持ちよい。
Antonio Sanchezも、木魚?の音が出てくると、Antonio Sanchez感一気に増してうはうはもんであります。今までPMGのアルバムとかでは重量感不足(音が軽い人)という印象を持っていたのですが、完全に払拭しました。
このリズム隊の活躍が、この盤を楽しく聴かせる最大の要因だと思います。

で、フロントの2管が退屈かというと、そんなことにはなっておらず、完全にリズム隊に舞い上がらさられてということになるんでしょうが2管入り乱れての乱舞的吹奏がこれまた熱くてうはうはもんであります。

曲としても、ちょっと早めのテンポの曲が大半を占めていて、この辺もライブの勢いを感じるにはうってつけのところとなっておりまして◎であります。

Miguel Zenonを除く3人が前作"Migration"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a49303336.html)と同じなので、この辺がレギュラーバンドになっているんでしょう。
その辺も一体感のある演奏にしている一因になっているんでしょう。

でも、前作のメンツ(Chris Potter入り)でのライブってのもとっても興味津々。

ベストは2枚目1曲目の It will be betterですかねぇ。ちょっと不思議な魅力があって気になる曲です。


Antonio Sanchez "Live In New York At Jazz Standard"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3870357)

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