OAM Trio & Mark Turner "Now And Here"
OAM Trio盤は、これで4枚目となります。紹介順に以下の通り。
"LIVE IN SEVILLA" With Mark Turner (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59829623.html)
"Trilingual" ( http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59895541.html)
"Flow" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59913986.html)
本作は、2003年にスタジオ録音された With Mark Turnerの2枚目となります。
なぜに、今頃リリースされたのかは、ちょっと疑問に思うところがありますが、まぁあまり気にせずに..。
メンツは、変わらずの以下の通りとなります。
Aaron Goldberg(P)、Omer Avital(B)、Marc Miralta(Ds)、Mark Turner(Ts)
演奏曲も、特に過去盤と重なるようなことはない、以下の8曲。皆、メンバーのオリジナルです。
Omer Avitalが3曲。Aaron Goldbergが2曲。Mark Turnerが2曲。Marc Miraltaが1曲となっています。
1 Faith
2 Night Song
3 Oud to Omer
4 Vincent
5 Second Chance
6 Lennie Groove
7 Now and Here
8 Myron’s World
前作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59829623.html)がライブということで、
>適度なエモーションと緊張感のある演奏である上に、各人ともここぞという時に
>ガッツリとした演奏をしてくる臨戦態勢にあり、"おぉっ"ていう演奏がとっかえ
>ひっかえ出てくるような感じで聴いているほうは、"うはうは"しっぱなしと言う
>感じであります。
と、熱気を感じさせる演奏を繰り広げていたのですが、本作では抑制は利いていないが、熱さで演奏が変化するような状況にはなっていない。暴走していないというか、粗さを見せないというか、良い意味で熱さを避けた演奏を繰り広げています。
Aaron Goldbergのトリオとしてみても、Aaron Goldberg Trio名義は美しさを追求し、OAM Trioは熱さを売りにしているような棲み分けがあるようですが、1曲目の冒頭は置いといて、全体的には美しさというかしっかりした全体の構成を聴かせるような、冷静さを感じさせるアルバムに仕上がっているイメージです。
Mark Turnerの演奏も抑えた感情の吐露みたいな感じが好感触で「Mark Turnerの最高傑作」と言われる前作よりも、こっちのほうが良いと感じてます。沁みます。
曲も、テーマがなかなか聴かせる良い曲が並んでまして、この辺も聴かせる1枚にしている一因かと..。
元来、熱気のある演奏が好きな自分ではありますが、この2枚を比べると、こっちに軍配を挙げたくなるだけの力量を感じさせるアルバムだと思います。
と、好評価をすると冒頭の2003年のスタジオ録音盤が"なぜに、今頃リリースされたのか"という疑問が頭をもたげてくるのでありました。
個人的なベストは、テーマが妙に惹かれる4曲目ですかねぇ。
OAM Trio & Mark Turner "Now And Here" (http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3892124)
"LIVE IN SEVILLA" With Mark Turner (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59829623.html)
"Trilingual" ( http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59895541.html)
"Flow" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59913986.html)
本作は、2003年にスタジオ録音された With Mark Turnerの2枚目となります。
なぜに、今頃リリースされたのかは、ちょっと疑問に思うところがありますが、まぁあまり気にせずに..。
メンツは、変わらずの以下の通りとなります。
Aaron Goldberg(P)、Omer Avital(B)、Marc Miralta(Ds)、Mark Turner(Ts)
演奏曲も、特に過去盤と重なるようなことはない、以下の8曲。皆、メンバーのオリジナルです。
Omer Avitalが3曲。Aaron Goldbergが2曲。Mark Turnerが2曲。Marc Miraltaが1曲となっています。
1 Faith
2 Night Song
3 Oud to Omer
4 Vincent
5 Second Chance
6 Lennie Groove
7 Now and Here
8 Myron’s World
前作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59829623.html)がライブということで、
>適度なエモーションと緊張感のある演奏である上に、各人ともここぞという時に
>ガッツリとした演奏をしてくる臨戦態勢にあり、"おぉっ"ていう演奏がとっかえ
>ひっかえ出てくるような感じで聴いているほうは、"うはうは"しっぱなしと言う
>感じであります。
と、熱気を感じさせる演奏を繰り広げていたのですが、本作では抑制は利いていないが、熱さで演奏が変化するような状況にはなっていない。暴走していないというか、粗さを見せないというか、良い意味で熱さを避けた演奏を繰り広げています。
Aaron Goldbergのトリオとしてみても、Aaron Goldberg Trio名義は美しさを追求し、OAM Trioは熱さを売りにしているような棲み分けがあるようですが、1曲目の冒頭は置いといて、全体的には美しさというかしっかりした全体の構成を聴かせるような、冷静さを感じさせるアルバムに仕上がっているイメージです。
Mark Turnerの演奏も抑えた感情の吐露みたいな感じが好感触で「Mark Turnerの最高傑作」と言われる前作よりも、こっちのほうが良いと感じてます。沁みます。
曲も、テーマがなかなか聴かせる良い曲が並んでまして、この辺も聴かせる1枚にしている一因かと..。
元来、熱気のある演奏が好きな自分ではありますが、この2枚を比べると、こっちに軍配を挙げたくなるだけの力量を感じさせるアルバムだと思います。
と、好評価をすると冒頭の2003年のスタジオ録音盤が"なぜに、今頃リリースされたのか"という疑問が頭をもたげてくるのでありました。
個人的なベストは、テーマが妙に惹かれる4曲目ですかねぇ。
OAM Trio & Mark Turner "Now And Here" (http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3892124)
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