坪口昌恭 "Abyssinian"
これが6枚目のソロ名義のアルバムになります。以下羅列。
東京の宇宙人(1986)(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a4709458.html)
M.T.Man(1995)これだけ持ってない
VIGOROUS(2005)持ってるけど書いてない!!
ANDROGRAFFITI(2005)(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a23770224.html)
Radio-Acoustique(2006)(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a36875563.html)
他に、東京ザヴィヌルバッハで7枚(これは全部持ってるぞ(自慢))がリリースされてます。
参加作まで含めると相当数のアルバムになりますが、菊地関連で半分弱は持ってることになるとおもいます。
全貌はURL(http://www.tzboguchi.com/discography/other/)を参照してください。
最近では、宇多田歌うペプシのCMでピアノを弾いているのが、坪口さんであります。
あの演奏部分のメンツは、人選が相当に濃ゆいです。
さて、本作ですが。
まず演奏曲が、下記9曲。オリジナルが3曲。ジャズの人の曲が2曲。坂本1曲。他3曲という布陣となります。
1 Logos
2 Tune Up
3 The Peacocks
4 Evidence
5 Afro Poly Etude
6 Abyssinian
7 New Doll
8 Last Tango In Paris
9 Castalia
イメージとしては、かなりクラシックな雰囲気を感じさせる演奏(というのは、左手の使い方に依るんだと思いますが)という印象です。
ただ、坪口さんのアルバムなので、随所に電気エフェクトが噛ませられているのは、過去の作品を聴いていれば、自ずと予想されるところであります。
2曲目の最後のループ。3曲目1分過ぎくらいからのエコーとか。多くの曲で途中からなんらかの電気的な音が加味されています。
この辺は、もう好みと慣れの問題だと思いますが、個人的には電気効果なしの演奏を楽しみたいとどうしても思ってしまうのは、私だけではないと思うのですが..
まぁ、ありきたりのジャズをありきたりに演りたくないという気概もわからでないところではあるのですが..
DUB SEXTETだって、DUBを取り入れることで独自性を出そうとしているわけですから・・。
楽曲面でも、センスの良さというか、オリジナルも格好良い曲ですし、他も良い曲を選んでいるなぁと感じさせてくれます。
最後なんて、チャイコフスキー -> ガトーバルビエリ -> 坂本龍一ですから..。
でもオリジナルの3曲が光ってる印象あります。この3曲結構好きです。
しかし、坪口さんピアノはうまいです。電気音の加味も部分的に鋭さを感じるところがあるのも事実ではありますが、うまいからこそ生音だけの演奏を楽しみたいという欲求を感じてしまうところもありまして..
とかなんとか書いていますが、結構楽しんで聴いてたりするんですけどね(^^;;
ほぼヘヴィローテーションしてます。
youtubeに発売記念ライブの映像が3曲分(しかも個人的一押しのオリジナルだらけ)ありますので、もし気になったら探してみてください。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3892570(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3892570)
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