Eric Harland "Voyager: Live By Night"

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Eric Harland初リーダー作になるんだと思います。
強力なリズム隊というと、彼の名前を見ることが多い状況でありますので、満を持してのリーダー作リリースということなんでしょう。
2008年のライブ収録となっています。

メンツは以下の通り。個人的にはここ最近注目株のWalter Smith IIIの参加に惹かれるわけであります。
Eric Harland(Ds)、Walter Smith III(Ts)、Julian Lage(G)、Taylor Eigsti(P)、Harish Raghaven(B)


演奏曲は以下の通り。トラック6までが続けての演奏になっていて、MP3で聴くと細切れになるのが玉に瑕。
それと、10曲目からの4曲が組曲になっています。
なので、大作を2つ入れ込んだある意味意欲作(そりゃ、初リーダー作ですから)と言えるんじゃないでしょうか?
1 Treachery
2 Intermezzo 1
3 Turn Signal
4 Voyager
5 Intermezzo 2
6 Development
7 Eclipse
8 Intermezzo 3
9 Cyclic Episode
10 Get Your Hopes Up Part 1
11 Get Your Hopes Up Part 2
12 Get Your Hopes Up Part 3
13 Get Your Hopes Up Part 4

演奏ですが曲としての疾走感が気持ちよい。
1曲目のTreacheryはThe Monterey Quartetのアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58561622.html)の1曲目でもあるわけですが、あっちがベテラン勢を揃えた演奏で端整なイメージなのに対して、こちらは若さ爆発的なある種のがむしゃら感を感じさせる演奏で、ライブの醍醐味的にはこちらの演奏が好印象だったりします。
冒頭書いた通り1~6まで延々と連続している演奏で、この辺の体力というか、忍耐力?もちょっと唖然としますし、若さ爆発的なんでしょうね。凄い凄い、一気に聴かせてくれます。

その後も、疾走感ある楽曲を疾走感ある演奏で聴かせてくれて、10~13も組曲になっているので、ここも連続での演奏。

メンツとしてはEric Harland、Walter Smith III、Julian Lageの3人の活躍に尽きるという印象が強烈でこの3者の発する音に、一喜一憂というか、耳を奪われっぱなしという状態になってしまっていることにハッと気づくようなことが多々ありました。

70分超のアルバムですが、一気に聴かせるだけのパワーと勢いを感じさせてくれます。この盤、結構好きです。


最近、ライブ一発録りのようなアルバムが多いですが、一部には安易な制作という批判もあるようですが個人的には、なんの問題も無し。今のジャズライブのいろいろな面を見せてくれるのを楽しく拝聴しております。
ただ、全盛時のMiles Davisのように、スタジオで実験的なことを繰り返している間、ライブは従来のスタイルを踏襲して、ある時期に一気にスタイルを変えるというやり方を体感してみたいという贅沢な期待も持っていたり..


Eric Harland "Voyager: Live By Night"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/3929768)

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